帰郷268
コントロールによって、日常を過ごす事が出来るのだが、逆を言えば、そのコントロールをすれば、戦闘態勢へと切り替わる。
「出し惜しみをしないでね」
「「「了解!!!!」」」
食べた物を、もうエネルギーに変換した……即刻で決着を付ける為に。
敵の本拠地は鎮座している、台風が自分達の方に向かって来ていないと油断をしている。
このままなら難無くと、敵の本拠地に潜り込める……そういう状況なのだが、
(おかしい……)
リナの体は、食べた物を消化していなかった。
状況はちゃんと分かっている、食べた物を全て消化して、戦うコンディションに持って行かないといけないのに、胃が食物を溶かさない……
「良いわよそれで……本当は、私の体も胃の中に食べ物を残してるの」
「リミィさん……」
「副隊長も同じよ」
リナとリミィ、それに案内人の胃は、摂った栄養を残していた。
「何でか分かりますか?」
「その時が来たら、私達が活躍出来るようにって事ね。さっ、行くわよ」
『『『キュゥゥゥ……ボッシュュュ!!!!!!!!』』』
敵の城の側に辿り着くと、そのままの勢いでジェットパックを吹かして、城壁を一気に飛び越える。
高い高い城壁を越える為に、長い長い梯子を掛けて、城壁の上からの敵の猛攻に耐えた者だけが敵の城に侵略出来る時代は終わった。
「クリア!!!!」
ジェットパックによって、城壁の戦いを越えたリナ達は、すぐさま周囲に銃口を向けて状況を確認し、
「A班は残り、他は降下」
「「「了解!!!!」」」
城壁の上に援護の部隊を残して、城壁の中へと降りる。
「クリア!!!!」
「城にくっつくわよ、火炎放射器」
城の入り口を探す必要は無い、この赤い液体が炎で溶けるのはリナと案内人が確認済み。
『ボォォォォォォォォォォ!!!!!!!!』
火炎放射器の炎を浴びて、赤い液体で出来た城が溶ける。
それこそ、お湯を掛けたチョコレートのようにだ。




