帰郷256
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そうして、リミィのクローン達が本拠地を落とす準備を終え、リナ達が火内を探す準備を終えたのは、夕方の頃であった。
「互いの健闘を祈りましょう」
「そうだな。互いの作戦が上手く終われば、良い結果になる」
普段ならリミィのクローンに対して悪態を付くリディであるが、多くの兵士達の居る前でそんな事をすれば士気が下がり、その結果、兵士達の命を奪うのを理解しているから、余計な事を言わない。
「皆さんが、RLHの事を知っているのを承知で話します。この子は、鳥かご生まれのRLHです。血筋で言えばあなた達の兄弟とも言えます。どうかよろしくお願い致します」
「えぇ、もちろん。この子の命は私が保証します。あなた達の探し人が見つかる事を」
「あぁ、ありがとう」
真心を込めた激励では無いが、成功を祈っているというのは間違い無い。
「それからD兵器の首尾はどうかしら?」
『キュイ』
リミィのクローンがいけると言うのだから、誰も文句を言ったりはしないのに、それでもD兵器に付いては専門家がいるからと、そっちに合否を確認する。
『キュイン』
「D兵器の子達も、問題無いと言ってるわ」
D兵器の首が縦に頷く。
D兵器のパイロット達には、戦場の映像を見せてある。
本人達は、自分達は単なる一パイロットであり、隊長達を評価する立場では無い、隊長達から首尾を聞いて欲しいと言っていたが、
「それは聞いてるわ。それで良い仕上がりだと連絡をくれているの。あなた達に聞くのは景気付けって事よ」
そう言われてD兵器のパイロットは、気軽に戦場の映像を見て良い仕上がりだと、敵はD兵器に恐れ戦いてると評価した。
それが口からの出任せ、仲間を悪く言えなかっただけではという疑念が湧く所だが、
「嬉しい、私もそう思ってたの」
元よりリミィのクローンは、この映像の結果に太鼓判を押していた。
そこに運命を司る者達が、朗らかな顔をして認めたのだから、文句を言うはずが無いのだ。




