表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
49/78

帰郷251

『ブゥォン!!!!』



赤い液体を噴き出し、ペラペラの皮だけになって壊れた角付きのペガサス、萎んだ浮き輪はもう役に立たないと言わんばかりに、無造作に投げ捨てられる。



「よし……正面の敵を叩く」



『『『了解』』』



上空の制空権を取ったと判断し、隊長は部下を引き連れて、翼を持つ砲弾へと向かう。



『バッサバッサバッサバッサバッサバッサ!!!!!!!!』



『ドッドッドッドッドッドッドッドッ!!!!!!!!』



翼を持つ砲弾が、鋼鉄のドラゴンから逃げようと、必死に右往左往とネズミのようにちょろちょろと動き回るが、その努力は虚しい物であった。



翼を持つ砲弾は決して、動きが速い訳では無い。



緩急を付けながら上下に動くだけで、戦車が狙いを躱す事が出来る。



そこには速さは必要無い、必要なのは持久力、発射された時の勢いが無くなった砲弾を運ぶ翼が。



避けはするものの大きな球体、避けはするもののゆっくりと飛ぶ球体、



「狙いやすいな、獲物は貰うぞ」



こんなに相手の良い獲物はいやしないし、対空機関砲の数が揃っていれば、決して苦戦するような敵では無いが、今回は美味しい所を貰って行く。



_____



「リミィ指揮官、戦場に行かなくてよろしいのですか?」



「大丈夫よ、私が居なくても大丈夫な戦場なんだから。それとも、あなたが行く?」



前線基地で、敵の本拠地を叩く為の準備をしてる最中で、リミィは席を外して指示を出しに行っていた。



「私は戦術、指揮の訓練を積んでいないので、行っても邪魔になるだけかと」



「そうね、私達RLHのクローンは、あくまでもフアニの防衛を目的としての兵士。前線でRLと戦う事が目的だものね」



「だからこその私達です」



案内人は、リミィの提案を却下してから、自分の武装のチェックをしている。



敵の本拠地に突っ込めば、撤退の為の援護は望めない。



行ったら勝って帰るか、敗走となった時に、敵の攻撃に曝さられながら自力で帰るしかない、そんな状況だからこそ、人よりも優れたRLHのクローン達が最適解。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ