帰郷246
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森という自然の要塞の前で、既存の兵器で森の中を突入出来るのは、武装した兵士、パワードスーツぐらいなもの。
過去にRLとの森の中でのゲリラ戦を嫌って枯葉剤を使った記録もあるが、効果はそんなには無かった。
過去に人間同士の戦争で枯葉剤を使用した事で、木は毒物を吸い上げた後に、木の実に隔離する方法を身に着けてしまっていた。
ナパーム弾で森を焼き払おうとした時は、二種類の方法で対策をされた。
一つ目の方法は、木が潤沢に水分を保有し、火に燃えにくくするという対策、そしてもう一つが、燃えやすくするという対策法。
相反する方法に思えるかもしれないが、特に燃えやすくするというのが非常に厄介だった。
ナパーム弾で、森は燃えて焼け野原になったのだが、燃えた森は半年間も燃え続けた。
焼けて身が割れた所から可燃性の樹液が溢れ出し、可燃性の樹液にコーティングされた木は延々と燃え続ける。
半年間は、その場所で全ての生物が生きられなくなるだけでなく、周辺の汚染も進んだ。
森を侵攻するには、人類にとっては生半可な事では無く、重機を運び、近辺の村や町から土木作業員を依頼してという形を取る事で侵攻を行っている。
そんな自然の要塞である森を模した赤い森、本来なら、人間が突入してゲリラ戦を挑まなければならないのだが、
『ブチブチブチブチブチブチブチブチ!!!!!!!!』
ドラゴンを模した兵器は、二足歩行で赤い森を掻き分けながら、中へと侵入して行く。
身体を半身にしたり捻ったり、足を大きく踏み出しては小さく摺り足をさせたり、狭い場所をスルスルと抜ける。
亀のように横に硬く平べったく、地面を這うキャタピラの戦車には出来ない動き。
「敵は……そこか」
『ブモォ!!!?』
ある程度前進した所で、潜望鏡のようにドラゴンの細長い首を突き出して周囲を探ると、赤い森の中に隠れていたミノタウロスとキノコの兵士達を見付け、
『ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ!!!!!!!!!!』
『ブゥモォォォォォォ!!!!!!!!』
『『『ブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュブチュ!!!!!!!!』』』
前進を再開し、腕の機関砲で敵を虐殺する。




