帰郷245
「部隊を二つに分ける。地上に降りる部隊は、あの森の中の敵を始末、残りは私と一緒に空中で、あの飛んでいる砲弾を落とす」
『『『了解!!!!』』』
降下するドラゴンの中から、地上へと降りる部隊と、空中で滞空する部隊で別れる。
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『ドッッスン!!!!ドッッスン!!!!ドッッスン!!!!ドッッスン!!!!ドッッスン!!!!』
「あれは……なんのつもりだ、あの兵器は」
「悪ふざけか、あんなので戦争が出来るのかよ……」
地上の要を担っていた兵士達は、目の前の急に現れた鋼鉄のドラゴンに困惑の色を隠せない。
人類が造った乗り物の中には、生物が持つフォルムや能力を模倣する事で、人の技術をより飛躍させた物があるのは事実だが、それはあくまでも飛躍させたという話で、そのものを造った話ではない。
「とにかく、あれは仲間だ。フレンドリーファイアをしないようにしろとのお達しだ。良いな」
「了解です」
ドラゴンの形をした兵器、子供が考えた最強の兵器のような安直な考えに、愚痴が零れてしまうが、そう考えてしまう自分達こそが、固定概念に囚われていたのだと理解するように、そうは時間は掛からない。
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「我々は、陸上を制圧する。続いて行動せよ」
『『『了解』』』
『『『ドスドスン!!!!ドスドスン!!!!ドスドスン!!!!ドスドスン!!!!ドスドスン!!!!ドスドスン!!!!ドスドスン!!!!ドスドスン!!!!』』』
空を滞空する隊長に変わって、副隊長が指揮を執って前進を行う。
ドラゴンの群れによる前進は圧巻であり、これだけでも、子供なら胸高鳴るという物だが、ここからが勝負所、役に立たなければ、ただの高級な子供のオモチャになってしまう。
「ここでヘマをすればD兵器の沽券が落ちる。決して無様な姿を見せるな」
『『『了解』』』
戦場に割り込んで来たのに、敗北してしまいましたとなれば、このD兵器が鼻で笑われてしまうが、
『『『ドスドスン!!!!ドスドスン!!!!ドスドスン!!!!ドスドスン!!!!ドスドスン!!!!ドスドスン!!!!ドスドスン!!!!ドスドスン!!!!』』』
「全機、赤い森の中に突入、敵を発見次第、各自での殲滅を許可する」
『『『了解』』』
鳥かごの技術の粋を集めて造られた新型兵器、地上の者達に存分に御披露目をする。




