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帰郷236

当たれば砲弾は崩壊する、砲弾が物体である以上その摂理からは逃れないのだが問題は、その数だ。



『『『バッサァッバッサァッバッサァッバッサァッバッサァッバッサァッバッサァァァァァァァァッッッッッッッ!!!!!!!!』』』



『『『ドッッッッゴォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!ドッッッッゴォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!ドッッッッゴォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!ドッッッッゴォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!ドッッッッゴォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!』』』



的が沢山あり、弾丸も沢山飛ぶ。



下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるという諺がある通り、絶え間なく発射される弾丸に、大量の的というシチュエーションが嚙み合えば、その中で撃墜される砲弾もあるという訳だ。



だが問題は、その鉄砲も数撃ちゃ当たるというように、的中率は決して良い物では無く、遠くにある時は命中率は二割、接近して来て避けるのが困難になって四割という所だろうという事。



「避ける砲弾……いやあったな、そんなのがあったな……」



避ける砲弾というのは決して夢物語の話ではない、人類側だって、避けるミサイルというのは開発したという話がある。



その避けるミサイルの役目は、近接対空システムが配備されている所を落とす為に作られた兵器。



防衛の要である近接対空システム、それは一言で言うと高性能な機銃。



ミサイルの軌道を瞬時に算出して、弾丸で防衛を張るという代物であるが、このシステムの穴を突くのが避けるミサイルであった。



戦闘機のように高速で動く目標を狙うのではなく、場所が固定されていたり、低速で動く船を狙うとなるとミサイルも、真っ直ぐに直線的に目標物へと飛ぶ事になる。



そうなれば、機械なら直線的な軌道を算出して狙いを定める事が容易であるのだが、避けるミサイルのように、軌道は真っ直ぐなのにバレルロールをするとなった場合、そんな細かい所まで軌道を算出するには時間が掛かり、迎撃を失敗していしまうという算段。



もちろん、こんなミサイルを作れば費用は高くなり、ましてやRLとの戦いに、そこまで高性能なミサイルを必要としないというのもあり、試作されたという記録で終わっていたが、



「人類が使わなかった技術を、こんな所で拝むとはな……」



『『『バッサァッバッサァッバッサァッバッサァッバッサァッバッサァッバッサァァァァァァァァッッッッッッッ!!!!!!!!』』』



人類が使わなかった技術、翼が生えた砲丸が、戦車から放たれた弾丸を避けながら、こっちへと突っ込んで来る。

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