帰郷205
科学の炎は、城型のゴーレムの内部へと浸透していく。
ただ炎を浴びせたのとは訳が違う、身体に染みる炎。
真っ赤な液体によって創られた体が、燃える炎の液体が混ざり込んで蒸発する。
『ドゴドゴドゴドゴォォォォォォォォンンンンンン!!!!!!!!!!!!』
爆発では無く、焼く炎。
衝撃で相手を殺すのでは無く、燃やし尽くして敵を焼死させる爆弾。
身体が蒸発する苦しみは、ただの苦しみを与えるだけでなく、身体を瘦せ細らせて、その巨体を支えるガタイを奪い最後には、崩落させる。
「敵の沈黙を確認、続けて残りの敵も殲滅する」
『『了解!!!!』』
『『『ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーー!!!!!!!!!!!!』』』
『『『ドォォゴォォォォォォォォ!!!!!!!!!!』』』
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!ドゴドゴドゴドゴォォォォォォォォンンンンンン!!!!!!!!!!!!』
戦闘機から放たれるナパーム弾が、城型のゴーレムに直撃すると、二体目の城型のゴーレムも崩落する。
『隊長、敵の様子が』
「あれは……」
城型のゴーレム達が次々と足を落ち着けて、轟音を響かせながら膝を地面に付け、手を地面に付けると四つん這いの態勢になった。
それは、角付きのペガサス達をスクランブル発進させる体制。
「チェーン2、3は私に続いてナパーム弾を落とす。チェーン4、5、6は警戒せよ」
『了解!!!!』
それは核露が望んだ事。
スクランブル発進が間に合わなかった城型のゴーレムは、ナパーム弾の餌食になって崩落し、
『『『『『ブゥゥルゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!』』』』』
ナパーム弾のターゲットにならなかった城型のゴーレムから、角付きのペガサス達がスクランブル発進するのだが、
「チェーン4から5、6へ、チェーン1達を援護する」
『了解!!!!』
『『『ドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!!!!!!!!!!!!』』』
飛び上がろうとする角付きのペガサス達を、無慈悲に蜂の巣にして始末する。




