帰郷226
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「それでは行って来ます」
「行って来るね」
「二人共、気を付けて」
翌朝になれば初実と核露の二人は、鍛錬を積みに行く。
周辺の人々は助け、人的という意味では被害は出ない、後は作戦の決行までに自分達を仕上げるだけ。
『バッッサァァァァァァァァァァ!!!!!!!!』
リーフが同行しないのは、二人で息を合わせ、各々で判断を付けられるようにする為。
心配が無いと言えば噓になるが、少なくとも核露は、初実と一緒にいる時は無茶をしようとはしないし、引き際というか……負け際を認識出来る力を持っている。
彼自身が命を捨てる覚悟をしなければ、生存して帰る事が出来る。
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「あれを狙うよ」
「お願い」
城型のゴーレムから離れて遊撃している、ミノタウロスとキノコの兵士達が森の中にいる。
『バッッサァァァァァァァァァァ!!!!』
手頃の相手だと、遊撃で出ている敵の部隊に狙いを定め、海鳥が海面に突っ込むように、森の中へとダイブする。
『ブゥモォォォォォォ!!!!!!!!』
『『『キュピキュピキュピキュピキュピ!!!!!!!!』』』
突然の襲撃者にミノタウロスが雄叫びで号令を掛けると、キノコの兵士達が槍を前に出して突っ込んで行く。
『ドッッッ……スゥゥゥゥンンンン!!!!!!』
大地に降りたドラゴンは、キノコの兵士の群れを一瞥すると、腕を振るって切り裂く。
本来なら、上空から炎を吐けばそれだけで済む話なのだが、
『ブチュブチュブチュブチュブチュブチュ!!!!!!!!』
鍛錬をする為に間引きを始める。
キノコの兵士でドラゴンを仕留めるというのは夢のまたの夢、キノコの兵士が切り裂かれ、
『ザシュン!!!!』
キノコの兵士「達」からキノコの兵士になり、最後の一振りをすると、
『ブゥモォ……』
たった一体のミノタウロスが残される。
二対一、人数差という部分では差は無いが、眼前にいるのはドラゴン。
ミノタウロスは、自分が一方的に蹂躙される事に怯えて、足が後ろに向かって後退するが、
『トサッ……』
何を思ったのか、ドラゴンに乗っていた騎手が降りて来る。




