↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
102/125

帰郷304

原人が敵対しているのはエルフ。



これから進化してエルフになろうとする原人と、同じエルフと争うが、追っ手が差し向けられたのでは無い。



(あなたは深くを理解している)



(あなたならすぐに、私達の同胞になれる)



(なら、私を殺して吸収してみればいい!!!!)



原人には、聞かされていた与太話があるのだが、それはエルフの誕生の話。



森の奥深くに鎮座する一つの大樹、そこでは命の循環が行われていた。



大地の奥底に存在するマナを吸い上げて、地上へと送り出し世界を満たすが、より世界を豊かにするために、大樹は新たな生命を実に付けたが、エルフであった。



エルフが、大地からマナを吸い上げられるのは、大樹のサポートをする為であり、エルフは大樹の理念を体現した存在という与太話が存在した。



言ってしまえば純粋たるエルフは、エルフ同士の性行為から生まれるのではなく、大樹から生まれて来るという処女懐胎的な話。



『ボッボォォン!!!!』



(ちっ!!)



もちろん、そんなのは与太話的な話だと思っていたが、こうして木から生まれたエルフを見てしまっては、与太話を信じざるを得ない。


_____



『ザシュザシュザシュ……』



「これで最後ですね」



「これで終わったのかな……」



「そうね、一回外に出てみても良いかしら」



初実を除いた者達で、赤い木になる赤ん坊を処理した。



サンプルで連れ帰る物に付いては、へその緒を抱っこ紐にして自分の体に巻き付けている。



目標とかでは無いが、この城にしまい込まれていた宝は処理した。



しかし、これで決着が付いたかと言われると、少し腑に落ちない。



自分達はスズメバチの猛攻を凌いで巣に侵入し、幼虫を皆殺しにしたのだが、肝心の女王蜂を殺していない。



「初実、外に行こう。何か変化があるかもしれない」



「うん……」



リミィのクローン達が、戦いの決着が付いていない事に気持ち悪さを感じている中で、初実はへ、へその緒で縛られている赤ん坊に、吐気を覚えてしまう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。