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2・悪寒

数日後…沢村総合病院にて

秀音「剋美のやつ無事だよな…」

吉和「どうだろうな、腹が貫かれちまってんだろ?」

秀音「あぁ、だから正直これからアイツに会いにいくのは少し恐い。いや、めっちゃ恐い。」

吉和「まあ、そんな身構えなくても意外と無事だったなんて事もあるかもしれないし。とりあえず今はあまり考えないようにしとこうぜ。」

秀音「そうだな、ありがとう」

そんなこんなで、剋美の居る病室の扉の前に着いた。

秀音「…開けるぞ」

吉和「おう…」

意を決してガラガラと扉を開けた。そうすると

「お願いしますよぉ〜、こんな物ずっと食べてたら治る傷も治りませんてぇ〜」

そこには、いつもの調子と全く変わらない剋美が居た。

看護師「1日で目を覚ましたとはいえ、あなたは腹部をやられているんですからこういった薄味の物を食べないと身体に悪影響なんです!」

剋美「そんな事言ってもそもそも僕がこれを口に出来なかったら本末"断頭"じゃないですか〜」

看護師「それを言うなら本末"転倒"です。とにかくここを出るまではマトモな物は食べられないと思って下さい」

そう言って看護師は俺達に軽く会釈をして部屋を出ていった。

剋美「看護師さんもマトモな飯だとは思ってないだなぁ…」

秀音「(咳払い)」

剋美「ん?オワァ!?来てくれたのか!」

吉和「お前も苦労してんだなw」

剋美「そうなんだよ〜飯がほとんど味しないせいで苦しんでんだよ〜」

吉和「そうか、とにかく無事そうで良かった」

剋美「おう、この通り元気ピンピンっすわ。だからそんな辛気臭い顔すんな、秀音。」

秀音「あぁ…、本当に無事で良かった 。すまない俺の不注意でこんなko…」

剋美「いやいや待てアレは不注意も何も突然のことだったしお前を庇うか庇わないかなんて、俺の勝手だったんだから。別にお前が謝る事ではないだろ」

秀音「そうは言っても…」

剋美「まぁ、とりあえず俺がたまたま気付いたってだけだから。そんな気にすんな」

秀音「ありがとう。」

剋美「おうよ。」

吉和「えーと、とりあえず剋美はいつ頃には退院出来そうなんだ?」

剋美「あぁ、明日」

吉和&秀音「え?」

吉和「す、すまん、よく聴こえなかったからもう1回言ってくれ」

剋美「明日だね」

吉和「…その傷で冗談はよしてくれよ〜触れづらいだろ〜?」

剋美「それが冗談ではないんだよ、意外と傷は浅かったみたいでね。実はもう1人でトイレに行けるくらいには動けるんだよ。」

秀音「とはいえ1週間も経ってないのにもう退院か、早いな…」

剋美「なんだ?まだくたばっててほしかったか?」

秀音「い、いやそういう訳では決してないんだ。」

秀音(腹を貫通しているように見えたのは、ただの見間違えか…?とはいえ確かに背中から鋭利な何かが飛び出していたように…)

秀音「とりあえずすぐ戻れるようなら良かった、戻ったらまた皆で遊ぼうぜ。」

剋美「そうだな」

秀音「名残惜しいけど、そろそろ時間だし俺らはもう帰るよ。また、元気でな」

吉和「看護師見て興奮すんなよ?w」

剋美「それはお前だろ…そんじゃ、また明後日学校で会おう!」

そう言葉を交わして部屋を出た。外に出てみるともう日は沈みかけている頃だった

吉和「とりあえず元気そうで安心したな!」

秀音「ホントだよ…これで夜安心して眠れるわ」

吉和「今日まで夜眠れてなかったのかよw」

少し会話をした後俺達は解散した。

-沢村刑務所にて-

謎の男「…zzZ」

警官「起きろ、面会人が来ている。」

謎の男「ん…なんだ?この刑務所には面会時間ってものがないのか?」

警官「普通ならこの時間に面会なんて絶対に出来ないが、今回は特例で面会が許可されている。」

謎の男「…そうかい」

ガチャン

警官「さあ、来るんだ。」

謎の男「あいよ。」

キィー

???「やぁ、君が高校生を刺したっていうあの"登坂仁治"くんかい?」

仁治「ごもっとも、俺が登坂仁治(とさかじんじ)だ。んで今の日本を代表する"志田(しだ)総理大臣"様が俺になんの用で?」

志田「君と少し取り引きがしたくてね」

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