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ep.2-79 嫌な記憶

勤務先の年末年始の特別シフトにより

制作時間が捻出できない為

12月中の更新は

毎週日曜日の週1回になる予定です。

ご了承いただけますと幸いです。

ヤバイ

結構眠い

たぶん

1時間も寝てない

これなら寝ないで

徹夜した方がよかった

この町に来てから

まともな睡眠を取っていない


エドワードさんから

色々と教えてもらうのは

別の日にすれば良かった

たぶんエドワードさんにも

迷惑を掛けてしまった


これだけ頑張っているのは

元の世界なら

年度末の繫忙期以来

こっちの世界なら

あいつの町に初めて行った時以来かな


なんか・・・

嫌な事を思い出してしまった


労働基準法の無いこの世界では

町の人に限らず

貴族も

その使用人も

軍人さん達も

農民も

間違いなく

命を擦り減らしながら

毎日休みなく働いている


私がいた世界では

個人事業主や

ブラック企業や

農家でないと

もう許されないだろうな


その辺の

労働条件の改革なんて

現時点では確実に無理だな

この世界の

この状況だと

自分のことで一杯一杯で

福利厚生なんてものを

考える暇さえ無いだろうな


ここ最近

少し頑張ったから

自分へのご褒美で

明日は

久しぶりに全休にしようかな


等々


色々とぼーっと考えを巡らせていると

今日は違う子が

部屋の扉をノックして

最初に来た


「(マティア)どうぞ。」

「(ウォーレン)

 失礼します。

 マティアさん

 朝早くからすみません。

 魔法の練習をしてもらっていいですか?」

「(マティア)

 早いな。

 緊張して寝れなかった?」

「(ウォーレン)

 はい。

 というか

 楽しみで

 寝てもすぐ起きてしまいました。」

「(マティア)

 大丈夫?

 ちゃんと寝れてる?」

「(ウォーレン)

 はい。

 というよりも

 マティアさんは

 大丈夫ですか?」

「(マティア)どうして?」

「(ウォーレン)

 両目の下に隈ができてますけど・・・」


まあ・・・

そうなるよね


「(マティア)

 大丈夫だよ。

 何か

 緊急の仕事がない限り

 今日の仕事が終わったら

 明日はお休みにする予定だから。」

「(ウォーレン)

 僕たちもですか?」

「(マティア)

 それは

 まだ決めてはいないよ。

 宿題か何か出してもいいし

 自習にしてもいいし・・・

 君達次第かな。」

「(ウォーレン)

 できれば・・・

 簡単なものでお願いします。」

「(マティア)

 大丈夫だよ。

 解けないものを

 出すつもりはないから。

 それよりも

 皆から

 魔法の練習方法を

 聞いてみた?」

「(ウォーレン)

 聞きました。

 でも

 何か変な事を覚えてもと思ったので

 聞いただけで

 実際には練習をしていません。」

「(マティア)

 分かった。

 とりあえず・・・

 甲板に出ようか。」

「(ウォーレン)はい!」


昨日皆に教えたように

ウォーレンに

魔法の練習の仕方を

教えていった


「(マティア)

 はい

 いいよ。

 ウォーレンの場合は

 あまり魔力の維持が上手じゃないかな。

 ただ

 ちゃんと練習すれば

 トリオ(三重魔法)が使えそうだから

 頑張ってね。」

「(ウォーレン)はい!」


練習を続けていると後ろから


「(フランツ)

 マティアさん

 朝食の準備が出来ました。

 子供たちを

 食堂まで連れてきてください。」

「(マティア)

 ありがとう。

 すぐに行くよ。

 ウォーレン

 練習はまたしよう。

 みんなを起こして

 食堂まで来てくれ。」

「(ウォーレン)はい!」


ウォーレンを見送った後


「(マティア)

 フランツ

 聞いてもいいか?」

「(フランツ)なんですか?」

「(マティア)

 俺とそんなに年齢も変わらないから

 敬語はやめないか?」

「(フランツ)

 いいのか?

 俺は教えを乞う立場だが・・・」

「(マティア)

 いい。

 面倒くさいから。

 変に気を使われるのも嫌だし。」

「(フランツ)分かった。」

「(マティア)

 今日の朝食を作ったのは

 烹炊長?」

「(フランツ)

 いいや

 俺が作った。

 烹炊長から

 腕試しを命じられたんだ。」

「(マティア)腕試し?」

「(フランツ)

 そっ。

 マティアがいる間に

 作った料理を

 認めてもらえってさ。」

「(マティア)

 それなら

 フランツ自身が

 創意工夫もできそうだし

 大丈夫だと思うけど・・・」

「(フランツ)

 それなら

 何か

 難しそうな課題を出してもらえないかな?」

「(マティア)

 課題かぁ・・・

 分かった。

 考えておくから

 少し待っててもらえる?」

「(フランツ)

 もちろんだ。

 どんな課題が飛んでくるか

 楽しみ半分

 怖さ半分で

 待ってるよ。」

「(マティア)

 少し(ひね)くれた物でもいいか?」

「(フランツ)

 捻くれた物?

 とんでもないものは

 やめてくれよ?

 俺が答えを出せるもので頼む。」

「(マティア)分かったよ。」

「(フランツ)

 なんか

 ニヤニヤしてるけど

 怖いからやめてくれ。」


私たちは食堂へと向かった

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