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晴れた日の話し  作者: ゆかわ どり
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黒いもやもや

 薬屋を出て、もらった薬を太陽にかざした。


 太陽の光を反射させると、なんでもキラキラして綺麗に見える。


「太陽の光を見ると、外でのんびりしたくなるわよね」


「うん。公園に行こうか」


「行こ行こ!僕ももう完璧に元気になったし」


 私達は学校近くの公園に来た。公園の周りは外壁の様に背の高いイヌマキが植えられており、中が全く見えない。


「こっちに入口があるのよ」


 イヌマキに沿って歩くと、綺麗な半円にくり抜かれた箇所があった。そこから中に入ると、サッカーフィールドと同じくらい広い芝生の敷地が広がっていた。


 バドミントンをしている人や、寝転んでいる動物等いろいろな生き物が自由に好きな事をしていた。


 私達は運動をしている人が少ない所に移動をした。


「あ~。気持ちいいねぇ~」


 アムリが座って背伸びをしながら寝転がり、手足を開いたり閉じたり動かしている。私もまねをして背伸びをしながら寝転んだ。


「本当に気持ちいい。あー、幸せ」


 少し芝生が頬にあたりチクチクする。


 目を閉じ、木々や草花が風に乗っている音を聞いていると、自分の中の黒いもやもやが薄くなっていくような気がした。


 平和だな。チヒョンも一緒に来れたら良かったな。


 みんなはそれぞれ自分の世界に入っているのか、誰も一言も発しない。


 私はもう一度背伸びをしてから起き上がって周りを見渡した。少し遠くの方に、木に鼻を伸ばしている象の姿が見える。


 象なんて滅多に見ないから気になる。何をしているんだろう。


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