土曜の朝
土曜の朝、目覚めると珍しくスワンが先に起きていた。
「おはよ。起きるの早いね」
「おはよう。早くお茶の葉っぱを買いに行きたいのよ。月一で、朝限定で朝積みのお茶の葉が売らるんだけどそれが今日だったの。味が全く違うのよ」
長い髪を後ろで一つに結わえるスワン。チャイナドレス風のワンピースとチャイナシューズが良く似合っている。
「スワンの今日のスタイルすごく素敵だね」
「ありがとう。お気に入りなの」
私も準備をして、ホラール達の部屋へ向かう。ノックをするとアムリの返事が聞こえて私達は部屋に入った。二人の部屋は私達の部屋と家具の位置が異なっていて新鮮。
「おはよう。スワン今日は早いんだね」
アムリはまだ着替えの途中だった。
「今日は私よりも早く起きてたんだよ。チヒョンはまだ寝てるのかな?」
「ここにいるけど、昨日帰りが遅かったから寝不足で頭が痛いんだって」
見るとチヒョンがホラールのベッドに仰向けで大の字に倒れていた。昨日もそうだが、最近、チヒョンは夜出かける事が多い?
「おはよう。チヒョン」
「ん。おはよ~。俺やっぱり今日行くのやめておこうかな」
「えー!チヒョンも行こうよー」
チヒョンの手を取り、腕をぶらぶら揺らしながらアムリが言った。
「アムリ、辛そうなのに無理やり連れて行ったらかわいそうだよ」
「だって、みんな一緒の方が楽しいんだもん。でも、ホラールがいるし、チヒョンがいなくてもいいや」
アムリが、手をぱっと離すとチヒョンはベッドからむくりと起き上がった。
「何それ、俺ちょっと傷ついた。やっぱり一緒に行く」
「チヒョン。大丈夫だよ。ホラールがいれば十分だよ。無理しないで。寝てていいよ」
来なくていいよ、と言う割にアムリの顔は嬉しそうだ。




