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晴れた日の話し  作者: ゆかわ どり
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お知らせ

 

 死国管理局から手紙だなんてなんでだろう。



 七月吉日

 死国管理局日本支部

 日本国 船仂いゆ様

 拝啓

 死国には慣れましたでしょうか。さて、今回は日本休暇に伴うお知らせでございます。

 出国を希望する場合、出国日に同封した必要書類、パスポート、身分証明カード全てをそろえて死国総合管理局までお越しくださいませ。尚、当時の混雑を避ける為、日本休暇申請書は全て記入をしてからお越し下さいませ。

 敬具


 ・日本休暇申請書(別紙)

 ・パスポート(死国管理局で発券してください)

 ・身分証明カード(学生証)




 チヒョンが言っていた休暇の手紙だった。

 生国行くのにパスポートが必要なんだ。海外旅行みたい。


 同封されている日本休暇申請書を見ながら部屋に戻ると、スワンが目覚めたようで、あくびをしながら「おはよう」と言った。




「朝、バルコニーから外を見てたら何かが目の前を横切ったの。それが何なのか凄く気になって」


 みんなで朝食を食べながら朝見たモノの話をした。


「超速達の郵便配達鳥じゃないかしら」


「言われてみれば確かに鳥だった様な。でも、今朝私が受け取った日本休暇のお知らせの手紙はカタツムリだったよ」


「超速達だと鳥なんだよ。重い荷物の超速達はチーターとか、重いのを持つのが大丈夫そうな足の速い動物。カタツムリ達の進む速さによって何日に届くのかは分からないから、カタツムリ便が郵送料が一番安いの。だから特に指定の無い郵便はカタツムリ便で送るんだよ」


「人間は配達しないの?」


「するよ。特に急いでないけど、一週間以内には絶対に届けたいって時は人間便を使うの」


「本当に死国にいる生き物はみんな働いているんだね」


「うん。そして、働くためにはご飯もしっかりと食べないとね」



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