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3話 クレイル・フォン・アイデンバーク

「どないしよ、、、」

どうも、RPGゲームの悪役に転生してしまったクレイル 5歳、前世:田中和久27歳でございます。

ゲームの設定には、クレイルの年齢は書かれていませんでしたが、物語ではクレイルが領主となっていたので

領主となるタイミングがタイムリミットのような気がします。


「逃げるか、、」

いや、戦えよと思ったそこのあなた、無理です。このゲームに登場する悪魔はなんと光属性のみでしか対抗手段がなく、光属性は主人公含めごく一部の人間しか所持していないため、一般人には鬼畜仕様の世界となっているのです。


ただし、悪魔が現れるのは異界の祠と呼ばれる場所であり、祠は世界に5か所あるとされてる。そこから各地に悪魔が散っていくのだ。

異界の祠と呼ばれるものは、要はダンジョンだとか迷宮とか呼ばれる類のものである。

ゲームではこの異界の祠をすべて攻略すると、悪魔の本拠地である異界へ攻め込むことができ、

ラスボス戦となるのである。

ストーリー上では、悪魔の被害が集中する=異界の祠が近いということから、祠の場所を探すところから始まるのだ。


つまり何が言いたいかと言うと、この世界でクレイルという人間が生き残るためには、細かいことは考えず主人公が悪魔を打倒してくれるまで、適当に悪魔の来なさそうなところで生活するのが良いということである。


まずは状況の整理から始めよう

家族構成について

・父 ジラベール・フォン・アイデンバーク

・母 グレース・フォン・アイデンバーク

・妹 メイル・フォン・アイデンバーク


父は堅物な雰囲気で黒髪に若干白髪が混じっている角刈りのおっさん。

まあ、見た目はいかついおっさんだが、中身はやさしいらしい。そうメイドが言っていた。

母グレースは金髪長髪の美人さんだ。そしていつもニコニコしている。

なんか、優しそうだが、何考えているかよくわからん。


妹メイルは4歳年下の現在1歳、まだよくわからんが、きっと将来美人になる気がする。

あと、やんちゃそう?


この人たちゲームに出てきたっけな?ちょっと覚えていないけど主要人物ではなかった気がする。

正直、ゲームに出てきたクレイルが何歳なのかもわからないが、少なくとも領主であるという明確な識別基準があるため、領主にならないように頑張っていきたいと思う。


あとついでにうちには、メイドや使用人がわんさかいる。爵位が辺境伯ということもあり、大所帯のようだ。


そして、脱出に欠かせない情報が立地。

辺境伯という爵位からも想像できるが、ここは辺境、すぐ隣には未開拓の魔物の森がある。

そして、山を挟むと隣国があるようだ。


次に特産品について、この領地では土に含まれる魔素が多く普通の作物は育ちずらいらしい。

その代わりに薬草などの魔素に起因する作物の栽培が可能となっている。

それで発達したのが、薬学であり、ここアイデンバーク領はポーションの一大産地となっているようだ。


それにしても、魔素って、、ファンタジーだなぁ


ただ、驚きなのが、うちの家は新興貴族でまだ1代目なのだとか。

ひと昔前は戦争があったらしく、うちの父親はそこで大活躍をして、その功績から領地を任されたのだとか。

まあ、見た目いかついからきっと強いのだろう。

それにしても、ゲームにはなさそうな情報が多くてあんまりおんなじ世界と考え過ぎないほうが良いかもしれない。


この領地をめちゃくちゃにしないため、そして自分の命を守るために、やはり自分はこの領地からさっさと出たほうがいいかもしれない。


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