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閑話 母グレースの想い

私の名前はグレース・フォン・アイデンバーク

一応領主の奥さんになります。私と旦那は昔、戦場で知り会いそこから縁を感じて気づいたら婚姻していました。

旦那は戦争の功績として、爵位と領地を貰い今にいたります。

その旦那についていけるほど、私も昔はそこそこ戦えていたということです。

まぁ詳しい話はまた今度。


そんな私もすでにに二児の母となり、日々子供の成長を見守っております。

今日も息子が出かけようとしております。


「クレイル? 今日はどこか出かけるの?」

この子はクレイル、この家の長男だ。

「街にちょっと!」

年の割にしっかりしているので、放っておいても大丈夫だろうとは思いますが、やはり親心、心配です。


「そう?気を付けなさいね。夕飯までにはちゃんと帰ってくるのよ」

「わかった、かーちゃん!」


「もう、かーちゃんじゃなくてお母様でしょ?」

「おう、かーちゃん!」

「・・・」


この子、頭の回転は速いのにたまにアホになります。ちょっと将来が心配です。


息子がいなくなった。正確には街の外に出てしまったらしい。

そして、おそらく風の森に出かけてしまったとのこと。

あそこは最近、原因不明だが、精霊の力が弱まり魔物が狂暴化していると報告を受けている。

大丈夫だろうか。


・・・息子が帰ってきた。なぜか、風の大精霊の幼体を連れて、

しかも、本人は事の重大さを理解していないらしい。


「クレイル!なんで街の外に出たんだっ!?」

「え?いやーなんとなく?」

「・・・」


旦那が息子を説教していたが、息子もなかなか大物になりそうだ。

今回の件を踏まえ、息子の監視は多少厳しくすることにしたが、今度は馬車に潜り込んで街から出ようとしたようです。

今度はメイドちゃんを釣ってきたようですね。

人たらしなのは誰に似たのでしょうか。


私は息子の将来が楽しみになった。

願わくば、健全に育ちますように


「ケホッ」


そして、私がいなくても強く生きてくれますように。

ここまで読んでくれた方へ

もし、この話が面白い/面白くなりそうと思った方は評価願います。

どれくらい続けるかの参考にします

是非清き☆5を!

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