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閑話 クレイル様のお目付け役

私の名前はアメリア16歳、親がいないこと以外はどこにでもいる普通の村娘だったと思う。ちょっと前までは

私は、ある日、犯罪者集団に捕まってしまったらしい。

なぜ、私の村が狙われたのかは分からない。


しかし、私をその犯罪者集団から救いだしてくれた方がいる。

アイデンバーク家の長男、クレイル・フォン・アイデンバーク様だ。

私を含む人攫いにあった人たちが、犯罪者集団の拠点に運ばれているときに颯爽と現れて悪人を退治してくれた。さらに、拠点にまで乗り込み犯罪者を退治してくれた。


しかし、他の捕まっていた人と違い私は身寄りがあるわけではないので、元の村に帰ったところで居場所があるわけではない。

それに、クレイル様に恩返しがしたいという気持ちがあった。


そのことを街まで送ってくれている騎士様に相談すると、

「では、屋敷でメイドとして働いてみますか?まずは見習いからになかと思いますが、うまくいけばクレイル様のお付きになれるかもしれませんよ?」


まさに天啓だった。仕事が手に入る+恩返しができるということでその話に飛びついた。

しかし、こんな素性がわからない人をお貴族様の屋敷に受け入れてもらえるのだろうか?

たぶん、騎士様にも口利きはできるのだろうが、権限はないのかと思う。


次の日、私は屋敷の前に立っていた。

「あの~、ゲイル様からの紹介で伺ったアメリアという者ですが、、、」

そう、私に声をかけてくれた騎士様はゲイル様というらしい。

「ああ、聞いているよ。ちょっと待ってね」


私は、門番さんに連れていかれ、屋敷まできた。そこには、昨日の騎士様がなぜかきれいな恰好をして立っていた。まるで執事様のような、、、


「よく来ましたね。私はこの屋敷の使用人統括の執事ゲイルと申します。」

「え?」


騎士様は執事様だったようです。


その後も話はトントン拍子で進み。ある程度研修を受けた後、私は、、、

クレイル様の専属メイド兼お目付け役の任をいただきました。


なんで・・・?


「おう、君か、うちの息子を見るのは大変だとは思うがよろしく頼むよ」

このいかついおじさん、じゃなくて、領主様からも直々にお願いされた。


「ごめんねー、うちの子悪い子じゃないんだけど、ちょっと元気すぎるっていうか、、、、

誰も専属やりたがらなくてねー。何かあったら相談乗るから何でも言ってねー」

クレイル様のお母さまにも直接お願いされた。ってそれは貧乏くじということでは?

クレイル様っていったいどんなお人なんだろうか。


確かに、クレイル様に恩返しをしたいとはお伝えしましたが、領主の長男にこんな素性の知れない人を雇ってすぐに専属メイドにするあたり、この屋敷の人は頭がおかしいと思ってしまった。


この時のアメリアは知らない

クラインのお目付け役がどんなに大変か

アメリアの戦いは続く


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