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12話 黒雷のドレッドさん(笑)

洞窟内部の様子


「お頭!そろそろ、新しい奴隷が届く時間ですぜ」

「おう、そいつら来たら帝国に向けて出発するぞ、準備しとけ」

「へいっ」


帝国というのは、山を挟んで向こう側にある国だ。

さてどう対処するか。

おそらく、一番奥の部屋にいる人たちは、強いチンピラなのだろう。


幸いにも奴らは洞窟のなか、そして俺は風の魔法が使える。

前々から考えていたことがある。風の魔法であれば、酸素を集めたり、逆に遮断したりすることができるのではと。

屋敷で小規模な実験はおこなった。木の棒に火をつけてその場に起き、火の回りに空気の壁を作って放置する。

そうすると火は消えた。おそらく風魔法で空気を密閉することは難しくないのだろう。


しかし、自衛のためには、空気を密閉ではなく、密閉した上で中の酸素を減らす方法が必要だと思い、今度は、酸素を集める実験をおこなった。火の回りに空気の壁を作り、酸素のみ逃がす方法だ。

成功してしまった。


これを洞窟に中でも試そうと思う、まず、奴隷たちにはこの方法が使えないので、奴隷が捕まっている部屋以外の場所にこの方法を使おうと思う。


まず空気を密閉する。次に、中の酸素だけを外に逃がす。

「なんか頭痛いでやんすね」

「ああ?体調管理くらいしっかりしとけよ。一番最後の奴隷が来たらすぐ出発だからな」


しばらく放置すると、何人かは異変に気付き外に出ようとしたが、時すでに遅し。

中にいる人すべてが行動不能となった。


まだ息があると困るのでしばらく放置する。

そしてそのあと、空気の壁を削除、換気を行う。


さて、ではでは物色しに行きますか。

奴隷の部屋にいた監視はただのチンピラだったので適当に絞めておいた。


そして俺は資金源を手にいれた。

さあ、奴隷はどうしようか。元の場所に返すにも、さすがに、俺一人じゃどうしようもない。


周りの状況を探索すると、どうやらおれの捜索隊が近くまで来ているようだ。

やはり、前回と違って行動が速い。


脱出作戦失敗は痛いが、これ以上はおれの手に負えないので、捜索隊の騎士たちに丸投げしたいと思う。


おれはルルに頼んで騎士たちに場所を伝えた。


「クレイル様!見つけましたよ」

「あー、来てもらったところ悪いんだけど、この人たちとついでに中のチンピラもどうにかしてもらえないかな?」

「ん?」


騎士さんはこいつ何言ってんの?という顔をしていた。

奴隷たちは保護してもらったが、問題はそのあと。


「こいつは、、、黒雷のドレッド!?」

どうやら、ガタイの良いチンピラさんは懸賞金付きの有名人だったらしい。

ネームドさんだったのに一言もお言葉を聞かなくてすみませんでした。


「人身売買の現場に出くわしたから捕まえといた。

じゃ、おれはこれで!」


ガシッ

騎士さんに思いっきり肩を掴まれた

「お坊ちゃま?」


よく見たらこいつ、騎士じゃなくて執事のゲイルさんじゃないですか?

なんであんたが騎士まとめてるんだよ。

騎士ならワンチャンおれの顔知らない可能性もあったのに


「なんであなたがここに?」

「それはこちらのセリフですよ、お坊ちゃま?」


そして、事情聴取を受けた後、おれは街に強制送還された。

それはそれは、見事な手際であった。

っていうか縛られた。おれ一応領主の息子なんですが、、


その領主様からのご命令ですか、そーですか


帰ったあとは、父にめっちゃ叱られた。これは、、、あれ?犯罪組織?乗る馬車を間違えたか?


外出禁止令が出ていたにも関わらず、出掛け、さらに犯罪者集団と戦闘をしていたのだから当然かと思う。


だが、おれは反省しない男、次の作戦を考えたいと思う。


あ、やべ、母来た


タスケテ、、、、

ここまで読んでくれた方へ


もし、この話が面白い/面白くなりそうと思った方は評価願います。


どれくらい続けるかの参考にします


是非清き☆5を!

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