11話 犯罪組織はお断り
これは、、、あれ?犯罪組織?乗る馬車を間違えたか?
このまま馬車に乗ったまま隣街に着いたら自分も犯罪組織の一員となってしまうのでは?
今後の活動を考えると足付きになってしまうのはさすがに困る。
・・・くそっ、また脱出作戦は失敗か?
馬車を奪って逃げるっていう手もあるが、犯罪組織の馬車にヤバイ物が入っていたら自分のもだと思われても厄介だし、、しょうがない、とりあえずこいつら倒してから考えるか。
「ルル手伝ってくれ!」
「がうぅ!」
「風の魔剣」
おれは、犯罪組織の一員に後ろから切りかかる。
一人撃破。
「おい!誰だてめぇ!」
すかさず、近くにいる敵を片っ端から片づけていく。
「ワン!」
「風の魔弾」
ルルのおかげで危なげなく戦えた。やはり精霊がいればそこらへんのチンピラには遅れはとらなそうだ。
覚えたての風魔法も良い調子だ。加護ってすげぇ
ちなみに、チンピラには聞きたいことがあったので殺してはない。
「ねぇ、君大丈夫?」
おれは少女の鎖を外し、連れ去られた背景を聞いた。
この少女、親も身寄りもない孤児のようで、別の街でスラムに暮らしていたようだ。
ある日、黒衣の集団に襲われて気が付いたら、手足に鎖を付けられ檻の中にいたらしい。
少女が話を聞いた限りだと、自分たちは奴隷として隣国に売り飛ばされる予定だったのだとか。
最近ルートが開拓できたらしく。ある程度商品が確保できたら、まとめて運搬する手はずだったらしい。
そしてこの先の洞窟が組織の拠点となっており、そこに商品(他の奴隷候補)も確保しているらしい。
と、チンピラ達が話していたのを聞いたそうだ。
おれは、近くのチンピラを復活させ、組織の拠点前まで案内させた。
手を切り落とし、知りたいことを教えてくれたら、手をくっつけると言ったら素直に言うことを聞いてくれた。
他の奴隷たちを解放するため、ではなくこの手の輩だったら拠点に財産をため込んでいそうだったので、今後の活動資金のためにパクりたいと思う。ついでに他の奴隷たちも解放しよう。
森の中を進むと、切り立った崖に洞窟のようなものがあった。あそこが本拠地らしい。
いったん案内役のチンピラは気絶させて、中の様子をうかがう。
「ルル、頼めるか?」
「ワン!」
ルルに霊体化して洞窟に潜ってもらい、認識共有を行う。
洞窟の中は、いくつもの部屋で構成されているようだ。
中にはチンピラが15人くらいおり、一番奥の部屋に一人がガタイの大きいチンピラがいる。
一番大事なお宝もそこにあるようだ。
次に、奴隷だ。奥から二番目の部屋に奴隷たちは捕まっているようだ。5人くらいいる。
さて、、どう対処するか




