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40話 正義の反対は正義

もっとも、戦い、というか戦争っていうのは人を殺すのが目的ではない。国家方針の衝突による武力行使でその過程上人が死傷するってことだ。確かに作戦上人を死傷させることで戦力を無効化するってもの駄目ではない。国際的には人を死傷させることが目的になっては駄目らしい。


「このままだと大量殺人鬼になるんだけど」


「面白そうだし、いいんじゃない?」


ヒンベルは何食わぬ顔で言った。


「いや駄目だろ……」


そこは安城でも正論を言った。


「安城、そこは『最初の一人はお前だ』って言えばいいじゃん」


「酷いなぁ傷つくよ」


私の言ったことに対してヒンベルは心にもなさそうな口ぶり。


「まあ戦いは一応やろうと思えばやれるよ」


「当たり屋になるの?」


「あながち間違ってないね」


「却下」


個人間でなく、国家レベルでケンカふっかけないでくれ。しかもそれは侵略って言うんだよ。私は侵略戦争に加担したくない。安城も侵略戦争による功績で、仲間を救いたくないだろう。


「まあまあ聞いてって。最近憲章に入った加盟国が他国に吸収されそうなんだよ」


「それで?」


「それが政財界の汚職や売国で、国家維持が厳しくなってるんだよ。その根源の国は拡大政策で国民を食わせてる。もちろんそれに抗いたい勢力もいるわけで、そこでベセトアが反抗勢力と共に口実作ってその国と解放戦争を行うってこと」


「……聞こえは良いが……いいのか?」


確かに聞こえは良い。上流階級の売国により国が腐敗。それによって国民が苦しみ、反旗を上げ、それに加担する。言わば義勇軍となって戦うってことだ。


「まあいいんじゃない? どうせ勝てば後世がこっちを肯定して敗戦国を貶すし」


「あのねぇ……」


言ってることは間違ってない。それは今までの地球の歴史で証明したことだ。


「だが、この戦いを逃せば、君の見せどころはないよ。どうする?」


「……」


「今は第三者だが、参戦するってなったらしらを切ることはできない」


しらを切ることはできない。これは一度関係を持ったらもう後には引けないってこと。これは地球でも同じ。


「人を殺してでも仲間のために他国と戦うか…傍観して平和を掲げて仲間を捨てるか……」


この安城の言葉はまさに安城の心の揺れ動きを表していた。


弱みにつけ込んだな。ヒンベル。安城は正義感が強い。裏を返せば正義感に囚われるあまり本末転倒になえる可能性がある。


正義の反対はもう一つの正義と言うように当事者には大義があっても、第三者である安城にはどちらを正義と言うか、加えて自身の正義もある。どちらを取るにしてもどれかの正義を潰すしかなくなる。


「拡大政策を掲げる国はどんな感じなんだ? それこそ、悪徳宰相が巣食ってるみたいな」


「ん~、なんとも言えないね。それは自分で見て、決めたほうがいいよ。私が言ったらバイアスがかかる」


一理ある。ヒンベルがどちらに傾倒しているかわかならい。それにヒンベルの言葉を真に受けたら、誘導される可能性がある。


「それに議会が実戦したいとかなんだの言ってるし、私はどうでもいい」


ヒンベルは心底興味なさそうに吐き捨てる。


「……わかった。じゃあその国の異世界、現実に連れてってくれ。行ってから決めたい」


「わかった。なら一週間後行こうか」


「あっ、安城。私仕事だからあんたたちで行ってね」


一週間後はお得意様のマドレーヌ家の会談で植林地拡大や鉱山開拓について話す予定。


「何言ってんだい豊川。君も行くんだよ。道連れ」


「死ね。なんで私まで行かなきゃなんないんだよ」


「そりゃこいつのおもりだよ」


「はぁ……。しばらく在留するでしょ? 私の仕事はどうすんの?」


「まあ……あいつら……辞めたほうがいいな」


ヒンベルは恐らくラーゼさんたちを思い浮かべたが、すぐに棄却したようだ。


「ベルーケとか本部から派遣するか……」


ベルーケ大使を動員するんだ……。まあ、総統の権限あればそのくらいどうってことないだろうけど。


一応迷惑はかからなそうだ。総統が直々に引き抜くようだし、ベルーケ大使も納得してくれるだろう。


「わかった。行けばいいんでしょ」


「決まりだね。じゃあ行こうか、『調和の大地』現実デヴィースに」


      シーズン2 take off 


          完


          主演


        豊川 琴音


         準主演


     ヒンベル 役 ??? ???

  ??? ??? 役 ??? ???

      源光蝶 役 ??? ???

      ??? 役 ??? ???

   エマ アスガ 役 エマ アスガ

       ルル 役 ??? ???

    ヴィーイン 役 ??? ???

    安城 祥太 役 安城 祥太

      ラーゼ 役 ??? ???

      ローレ 役 ??? ???

     ヘルドゥ 役 ロジェ ナルボンヌ

     ベルーケ 役 ベルトラン ボルドー

  マドレーヌ夫人 役 マドレーヌ夫人

アリス タラスコン 役 アリス タラスコン

ポール ディジョン 役 ポール デェジョン

  

         友情出演


      コントーレ貴族の皆様

      クズ ニオニアーイ

       コントーレ国王

        冒険者の皆様

      ベセトア軍人の皆様

      ベセトア高官の皆様


          脚本


        プライマル

         ???

ご視聴頂きありがとうございます


次回、シーズン4 衝突に備えよ


次はシーズン3ではなくシーズン4となります


隣国に蝕まれる国とすべてをものにする国――


以降は余談ですが、読みたい人だけ読んでください。この小説の公募版を後日出す予定です


そっちは多分、字数制限に合うかつ綺麗に纏ったものとなるはずです


その関係上、ごっそりカットされたりナレ死する可能性がある人がいたり、色々とあります


加えてそもそも登場しない人もいると思います


区間としてはシーズン1からシーズン4までを予定してます


そして、タイトルは最初のタイトルにする予定です


今のはなんか……見るも無惨というか終わり散らかしてる自負があります


面白そう、続きが気になる、と思って頂ければ


ぜひとも作品フォローをお願いします


最新話から評価できるので星をつけていただけると作品更新の励みとなります


よろしくお願いします

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