キラーパンサーとアナコンダ
朝早く、私はフェルモールの丘を登っていました。
映像の子供たちが異世界人を運んでいった場所を確認する必要があると思いました。
町の中では警備兵や、城の兵士、ギルドの冒険者たちが走り回っています。
高い塔から、朝を告げる鐘の音が聞こえました。
太陽の日差しがフェルモールの丘を照らしていました。
私は眠い目をこすりながら、フェルモールの丘を登っていきます。
妻は後ろを歩いていました。
大きなあくびをして、頭はボサボサの状態でした。
ただ、彼女は体長約5メートルのキラーパンサーを背負っていました。
捕まえたそうです。
ただ、彼女と話をする気持ちにはなれませんでした。
私は異世界人を探しに来たのです。
食事の時に見た光景が真実なら、この場所に異世界人がいると思いました。
私は妻の顔を見つめていました。
ずっと、妻は幸せそうな顔をしていました。
「町に戻ったら、ギルドに報告しに行かなければならないわ!!」
妻の声が聞こえてきました。
私は返事をすることができず、ただ、青い石の欠片を握り締めていました。
きっと、私は王様と謁見ができないことに苛立っていたのです。
フェルモールの丘を登っていきました。
雲一つない晴れわたった空の下を歩いていきます。
だいぶ暖かくなった頃、フェルモールの丘の上まで辿り着きました。
私は周りを見渡していました。
多くの人々が丘を歩いていました。
先に教会があるようです。
若者が老人たちを連れて坂道を登っていまいた。
石の上で休んでいる老人たちがいました。
小さなテーブルを作り、その上にはパンとハムが置かれています。
妻の背負っているキラーパンサーを見つめていました。
誰もが興味を抱いていました。
丘の上まで来ると、私たちは休憩をすることにしました。
楽しそうな妻の声がしました。
どうやら老人たちと楽しそうに話をしているようです。
その間、私は異世界人を探していました。
ただ、異世界人は見つかりません。
こんな場所に異世界人を隠すことなどできそうにありません。
別の場所に隠してしまったのか、と思いました。
妻に聞いてみることにします。
「ねえ、異世界人が何処に消えたと思う?」
「さあ、そんなこと知らないわ……みんな、何で眠っている異世界人になんて気にするのかしら……」
興味がないらしく、妻はキラーパンサーの口を開けて、大きな口の中を見ていました。
「ねえ、あそこに大きな蛇がいるわね……」
妻は深い谷底を指さしていました。
視線を向けると、大きなアナコンダの姿がありました。
ただ、アナコンダは死んでいるようです。
1人の女性が体長10メートルの死んだアナコンダを背負って私たちの方に歩いてきていました。
アナコンダを背負った女性はこちらに視線を向けています。
漆黒の鎧を着ています。
隣を見ると、キラーパンサーを背負っている妻がいました。
2人が睨み合っていました。
私は城の方に視線を向けていました。
そろそろ、城下町まで戻るべきかと思いました。
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