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holiday   作者: NY
ユネルコ軍編
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holiday 第九十八話 死者へ

数多の救急車と車がホープ・ファミリーの駐車場を侵略する。そして担架から出てくる者。

その中には意識がある者ない者が混ざる凄惨なものだ。

その担架はあまりの多さに軽傷者は後回しとして体育館に運ばれた。

それでも体育館ですらベッドで埋まるほどだ。

そこにはマッサーカもいた。

マッサーカ(ムサシはまだ生きているよな)。

(あいつが死ぬわけねえ。どうせドッキリなんだろ)。医者「あなたは体育館組なものの、決してかすり傷ではありません。しばらくの療養は前提条件です」。

マッサーカ「なぁムサシって奴は無事なんか?」

医者「ムサシって人ですか。まだ意識のあった老人に聞いたのですがもうこの世にはいないとおっしゃられていました」。

マッサーカ「いやあいつが死ぬとか天地が翻ってもあるはずがねえ」。

医者「マッサーカさん。残念ながらそれは事実です」。マッサーカが自分の足に拳をめり込む。そして布団が濡れる。

マッサーカ「おかしいだろ。なんで俺が死なずにムサシが死ぬんだよ」

医者「マッサーカさん。それは生命、そしてその人の冒涜です」。「もしその人を大切にしていたのならその人から何を託された、そして何を想ったのかを胸に生きないといけません」。「その発言は逃げも同然です」。マッサーカも戦闘者。死者を引き摺る心を隅に置いて思った。

ムサシはこんな自分が正解なのかと。そしてマッサーカ「いや違うな」。

「ムサシは自身を引きずられるのをきっと望んでない」。

「ムサシに認められたならそれに応えるしかねーだろ」

医者は何も言わない。


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