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holiday  作者: NY
ネズミの研鑽編
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holiday 第六話 覚悟とは何か

前回のあらすじ

餡に一撃を入れるために修行に励むカイ。しかしこの道は決して生易しくなかった。一番簡単であろう段階に2週間後に引けなくなった。この修行を乗り越えるには餡に一撃を入れることが絶対条件。あとは餡に撃ち込むのみ。

そして運命を決める4週間目が始まった。彼女も彼の気概に免じて本気で来る。初日はカイは彼女に喰らい付くも全て受け流され自分の力と同じ力で跳ね返される。勝負は、いや勝負にすらなっていなかった。そしてその日の夜。彼は初めて悔しさが滲み出た。自分の精一杯が自宅の扉を開くかのように軽く流されて臓器にまで響く一撃。無論体も痛いがそれ以上に心が痛かった。どうしたら餡を一泡吹かされるかそしてその悔しさが炎として見えた時、彼は心が焦がれた。焦がれた先は無。「そうだ」そして餡の攻撃を思い出した。彼女は相手の攻撃力をそのまま自分の攻撃力にする。その逆をすればいい。自分が怒りに呑まれてどうする。自分の怒りの力を相手にも同じくらい浴びせればいいのだ。そしてしばらく餡に一方的とも言える攻撃を浴びせられながら自分の怒り、悔しさをできる限り納めた。そして最終日、彼女は圧倒的が故に彼の攻撃はほとんど目にすることはなかった。そこに勝機があると確信した。自分の全体体重と彼女の一部なら技術込みでも自分の全体の方がわずかに部がある。そして隙ができるまで延々と浴び続け、そして彼女の腕が伸び切った。最初のして最後の隙。彼は彼女の腕を掴み何もできない悔しさ、怒りをこの一瞬だけ解放し、餡の修行通りの動きをみせる。そこから噛みつきという別の力をのせる。すると餡の腕が折れた。と思ったらほんの人差し指だけだった。彼女は彼が腕を掴み自分の技術を出すのに自分の数倍以上はかかると踏み、技を出す寸前になった時、そこに腕がなかったかのような脱力で腕を抜こうとした。だが想像以上に抜き辛く、少しもたつき、人差し指が犠牲になった。その上餡にとってこれは何の支障もないダメージ。すぐに曲がった指を元に戻した。カイはそれでも達成感が勝り、その場に倒れ込んだ。餡は黙って彼を運び、マッサーカがいる組織の玄関に彼をある手紙とともに置き去っていった。

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