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holiday   作者: NY
ユネルコ軍編
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holiday 第五十四話 流星に願うまでもなく

ゴルフ場で海老反りとなっているマッサーカ。

そして彼の意識が薄れゆく。


マッサーカ(こりゃダメかもな。せめて他のやつが回収しやすい、なんなら他のユネルコに体を喰われたり攫われたりした方がホープにとって負担がないのかもな)。

そのような思いの中少しでも彼らの処理が楽になるように腹を使いマンションへ近づいてゆく

。そしてマンションのロビー。

そこは先ほどクーとヤマとの死闘を繰り広げたところだ。その時間はどれ程長く感じたのだろうか。

彼はこれまでの人生を振り返った。


彼は産まれた時から他の子よりずっと大きく、

それを両親が不気味に思ったのか幼いマッサーカをダンボールに入れて路地に捨てたのだ。

そして彼の運命は初めから殺されるか死ぬかの二択だった。


だがそこに新たな選択肢を見出してくれたのは当時のフレックサーだ。

彼は幼いマッサーカに問う。


フレックサー「慎重に選べ。それでお前さんの運命が変わる。ここでくたばるか強くなって生き残るかだ」。

マッサーカは彼が何を言っているのか分からない。だがフレックサーはその子を持ち帰った。


それからというもの。

フレックサーはマッサーカを実の子のように愛情を持って接し、彼が8歳ほどで厳しい訓練に身を晒させ決して甘く彼には向き合わなかった。

そして中学生に入る前、当時の講師だったムサシが彼に問う。

ムサシ「マッサーカ君。世の中には無限にも等しい選択肢があるように見える。しかしそのどれもに必ず共通点があります。それを探していくと意外にも選択肢は単純になっていくのです」。

「ここで君にヒントとも言える質問をします。今頑張るか明日頑張るか。その答えを待っています」。

その話を思いだしたマッサーカ。それと同時にムサシの問いに解を見出したのだ。


マッサーカ「今頑張るしかないだろ」。

そしてこの戦いの前、マッサーカはムサシと約束を交わした。

マッサーカ「ムサシ、もしあんたがくれた問いの答えが分かったら呑みに言ってくれよ」

ムサシ「わかりました。その答え、聞かせてください」。そしてなんとか縛りを解こうとする。

だが想いというのは何もかも解決する魔法の力ではない。

無数のマロンがマッサーカにトドメを刺すと言わんばかりに向かってくる。マッサーカ(ま、これが現実か)


その時マッサーカの前に銀の流星が飛ぶ。少し遅れてマロンの全てが真っ二つとなった。


その正体は頭から血を流したムサシだ。

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