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holiday  作者: NY
ユネルコ軍編
27/32

holiday 第二十七話 思い出を武器に

前回のあらすじ

マンティスとムサシによる訓練が始まった。カイはユネルコ軍突入時に自分が行けるほどの実力はないと言う現実に突き落とされた。それでも炎は収まらずひたすら訓練に励んだのである。

一方その頃ユネルコ軍。


マリアが本を読みながらユネルコに説教していた。マリア「兄ちゃん。本当になにやってんのよ。」

ユネルコ「いやー奴ら思った以上に策士だったわ」


マリアが本を閉じて冷静に話す

「違うわよ。あんたがアホすぎるのよ。大体なんで関係あるんならその場で奴ら無力化してから私に報告行かなかったのよ」

ユネルコ「だってもうすでに縄も縛ったし大丈夫かなーって」マリア「お兄ちゃんはいつも詰めが甘いのよ一流の戦闘員があんなしょぼい縄を締めて目を逸らす程の隙ができたら逃げるに決まってるじゃない。人殺すのが嫌いならせめて動けないようにしなさいよ」。


カイは素振りをしている時、くしゃみが出た。そしてそれが木刀についた。急いでマンティスに報告しようとした。だが


(ん?この鼻水の糸、、、あ、釣竿か!)

その時、小さい頃のことを思い出した。彼の父は今別居しているが小さかったときの自分と共によく釣りに出掛けていた。そして父が涼しい顔で大きな獲物を釣竿一本で取る姿がかっこいいと思った。それは今でも同じだ。


真剣な眼差しでグチとトラに話しにいく。

カイ「トラ!グチ!俺武器が決まったよ!」グチ「を?一体なんなんだ?」


カイ「釣竿」

グチ「へ?」普段堂々としている彼が珍しく肩を落とした。トラ「カイさぁ、仇を目前に怒りの炎が湧き上がるのわかるが。少し疲れてるんじゃないか?一回休んで、、」カイ「違う!俺の心には家族がいる。つまり家族と一緒に戦うことと同義。だからこれを使うんだ。」グチ「おー!もしかして思い出を武器にするってことか。俺そーゆーの好きだぜ」

トラ「なら俺は自分の戦闘スタイルに合うチャクラムにしよう。」「遠近安定して使えるからな。」グチ「よっしゃ。なら俺は自分の拳を信じるぜ」こうして各々武器が決まっていったのだった。あとはそれらを極めるのみ。


カイは他のものにも報告しにいった。

餡は「まさに情熱の炎ね。」

と珍しくスムーズに受け入れ、

マンティスは「好きにしな」と大体のものが否定はしなかった。しかしそれが正解とも言っていない。いや、正解は自分達で作る他ないのだ


カイはしばらく2人から離れ己を研鑽していった。自ら石を上に投げて地面に着く前に糸を絡めて捉える。針が相手に刺さったら即座に引き上げ持ち手で打突をする。釣竿は応用性が効く分基礎能力を極めるには非常に厳しいもの。だが今の彼にとってはそのような者は苦ではない。だって今の彼は昔の彼ではないのだから


一方トラはチャクラムを使いこなすためにまずは物理基礎から物理、そしてより踏み込んだ者を勉強し、休憩時間でそれを実践という機械のような練習法だ。

そして


グチは感情だけでなく相手の急所に鋭い一撃を加えるように殴る。殴るまでは冷静殴る瞬間は激情を徹底した。

そしてついに実戦シミュレーション。相手はマンティス。果たして結果はどうなるのだろうか。


シミュレーションでは次々と海、天、土、火と次々やられていく。さらに複数で挑むものもいたがあえなく返り討ち。

なんならマンティスと同じ地でさえも圧勝ではないとはいえノックアウトされたのだ。


それを見たトラ。(嘘だろ。あいつ同じ位の中でも最強クラスだったのかよ。それに未だに太刀筋が見れねえ。かなりの時間が経っているはずなのに)。


そしていよいよ3人の番が回ってきた。

カイ「この少し迷うね」

グチ「何がだ?」

カイ「複数で挑んで連携を極めるか1v1で個の力を極めるか」


トラ「ここは複数で挑む方が効率がいい。」

カイ「なんで?」

トラ「今俺たちは以前よりはるかに強くなっだと思う」。「だがそれでもマンティスとの差はほとんど埋まっていない。1人で挑んだところでなんの学びもない」。


だが3人で挑むと奴を攻略するための情報をどう共有するかや万一ユネルコ軍との戦いになったときのフォーメンションなどを学べる」。グチ「俺は複数で戦うのは好きではないがなんの成長もしないならそれも意味ないしな」カイ「よし。ならそうしよう」


マンティス「戦い方は決まったか?」


カイ グチ トラ「あぁ!」

元気よく返事し、リングに登るのだった。

祝日の余興


トラ「座右の銘は虎穴に入らずんば虎子を得ず。どうもトラです」「今回のメンバーはマンティス!」

トラ「人生が剣と同義の男。彼の心眼から逃れられるものは存在しないよ」。

カイ「俺がホープに入ろうとした時に出迎えという名の死をプレゼントしてくれた人なんだ」。

グチ「いや軽々しく言うなや。こえーよ」。

カイ「まぁそーなんだけどあれはホープはこれほどの厳しさだと言うことを教えてくれたんだと俺は思ってる」。

マッサーカ「因みに奴は小さい頃から刑務所に入ってたんだよ」。

カイ グチ トラ「それはまじマンティス!」。

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