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holiday  作者: NY
ユネルコ軍編
20/32

holiday 第二十話 強さの脆さ

前回のあらすじ

マンティスの覚悟を人質にトラ、カイ、グチの3人に尾行の訓練を施す餡。そのおかげで3人の集中力はとてつもないものだった。そしてしばらくしてついマンティスの目の前にユネルコが姿を現す。

ユネルコは肉屋の店主と世間話をするためにやってきた。

ユネルコ「あんたさっきから何してるの?特に何か買うわけでもないのに店を出入りしたり何もないところを覗いたり」。


マンティス「あぁ。実はオレ、ユネルコ軍のファンなんだ。ずっとユネルコ軍の誰かと会うのが待ち遠しくてウロウロしちまったぜ」。「あわよくばユネルコ軍にも入りたく」。

ユネルコ「へー。僕たちのファンなんだ。いいよ。ついてきて」。

そうしてユネルコとの旅が始まった。マンティスは今までにない緊迫感で彼について行った。マンティスの心眼は武器でもあるが同時にデバフにもなりえるもの。

ユネルコの方の動き、目の淀みのなさ、誰かとの連絡、

その全てがマンティスをこれから何が起きるのかという刺激をさせるのに十分なものだった。


ユネルコの機嫌を伺ってはその度に自己否定に陥る。


マンティス(なんて無様な姿なのだ。こんな姿、誰にも見せられねえ)この悪循環で彼の髪は落ちていった。このままじゃマリアには簡単に敵対組織とバレてしまう。そう思いながら進む。そしてユネルコが口を開く。

「悪いんだけど今回は新人研修ということで僕たちが普段会議やシェアハウスのようなマンションの一室に行かないといけないんだ。僕も早くアパートにもどってゲームしたいんだけど君を蔑ろにはしたくないし。あ、もうマリアには連絡したから安心して」。


マンティス(連絡!?何を連絡したのだ。もしかして殺す準備か?いや落ち着け。そんなはずはない、そんなはずはないんだ)。

餡(マンティスさん。聞こえはしないだろうが今の状態は最悪よ。その鋭い心眼も余計な情報が入るノイズとなってしまってる。)そして3人に小さく伝えた

「いい?今のマンティスじゃ確実にNマリアの目を誤魔化せない。目の濁りがひどいもの。だからせめてNマリアだけでも私達で引き受けたい」。

「さて、Nマリアの注意を引くにはどうしたらいいでしょう?」「マンションの前で一旦止まるから今の精度を維持しながらアイコンタクトで話しあって決めなさい」。

カイ(まじか。ただでさえこれに体力が吸われるのにこの状態で考えないといけないのか)グチ(Nマリアが気にするものってなんなんだ?)

トラ(敵の情報、、とか)グチ(はぁ?んなもん自殺行為じゃねえか。)トラ(いや無論偽の情報だ。俺が適当にそれっぽい地図を書いて、それをマンション内に置く。そしてマリアは紙の音一つに反応してそこへ行く。そして偽の地図を拾い上げて調べるだろう)。

カイ(調べられたらおしまいじゃない?)

トラ(そもそも調べてさえくれたり調べなくても怪しんでさえくれたらその時間分マンティスの尾行のサポートができる。)

トラ(ただ残りのユネルコ軍がどんな奴なのかが問題なんだよな。)カイ(それはそう。一度どんな奴なのかをマンティスより先に見てその作戦を実行するか決めよう。) そしてできた作戦をトラが餡にメモ帳で伝える。


餡「ふーん」

餡は褒めも貶しもしなかった。

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