holiday 第十話 威圧感
前回のあらすじ
ムサシと名乗る講師による講義が始まった。参加者はカイ、トラ、グチである。だがその間にもユネルコ軍の暗躍は密かに始まっていた。
そして二人残った教室でムサシは問いを投げる「君は厚化粧の女がどのような行動していたか説明してくれますか?」
トラ「えーと、えーとムサシさんについての話をしていました。」
ムサシの声は少し低くなり「そうですか。どんなことを話していましたか?」トラ(え、何これ?咄嗟に嘘をつくと一気にここにいたくない雰囲気が出たんだけど、、)(ていうかこの人、口で声を出してるはずなのに互いに口で話してる気がしねえ。まるで目と目で話しているかのようだ)。
ムサシ(あぁこの子はダメかも。能力は優秀なのに自分が弱者として振る舞うために変に馬鹿が話すかのようなことを平気でいう。
(いや、この焦りようは自分のための演技ではなく誰かを庇うための演技なのか、、)ムサシ「わかりました。それではもう帰ってもらって結構です」トラ「ありがとうございました」
ムサシ「トラ君。一つ言っときますが」
「私はマンティス君程精度は高くはないのですが、あからさまな嘘はわかりますよ。お気をつけて」トラは震え上がり、すぐにムサシに本当のことを伝えた。
そして一部始終を聞いたムサシは(畜生。入った時にルールを話しておくべきだった。これじゃあ水の奴らがとてもうるさくなるぞ。)(そうだな、不測の事態に加えて彼らにまだ何も伝えたいない私に非があるといえば収まるか?いやその場合だと私が違反したことになり全体の士気が下がる。なんて事態になっているんだ。)そして今の出来事をマッサーカに話した。
マッサーカ「部外者であることは間違いねえな」。
「論点はルール違反だとしたらその根本から崩す。だがお前の言う通り新入部員にルールを伝えていない俺たちに非があるとするなら目処が立たん」。「こうなったらしょうがない。これも組織のため。カイには申し訳ないがルール違反ということで出ていってもらうしかないのか」。




