前へ目次 次へ PR 82/93 090⚫️北半球 バルハインは、故国と四季が逆であることに、あらためて驚いた。 ’あの世’の花園が見え、天使の声が聞こえていたのに、 気がつくと船の上だったのだ。 しばしの航海のあと、彼はそこにたどり着いた。 上陸して衣食住が与えられ、人々は柔らかいほほ笑みで彼を迎えた。 敵だったのだぞ。 彼は何度も叫びそうになった。 しかし・・・そこには、そう言えないほどの安らぎがあった。 彼は体力を回復し 同じ故郷の人々に会う。 そのひとりが ラスカルである。