前へ目次 次へ PR 80/82 088⚫️そうだったのか! 「腹の子はどうだ。」 レグナスは、不気味な笑みを浮かべながら尋ねた。 「順調でございます、陛下。」 イイスギは深く頭を垂れる。 「ふん。予の子を孕むとはな。よいか、他言は許さぬ。」 「承知しております。」 「お前を新たに組織する’風の軍団’の頭にする。軍団員を集めよ。すべては予のためにな。」 レグナスとイイスギの間に、言葉にできないほど重い空気が流れた。 それは、秘密と支配と決意が入り混じった、逃れられない風のようであった。