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087⚫️あんた、裏切ったな!と裏切ったものが言う
「くっ・・オレは言わん。誰が、寝返ったかなんて・・絶対に、言わんぞ。」
荒い息の中で、ヤリスギは呻いた。
「ふふ・・・まだそんなことを言っているのか。往念が悪いな。」
暗い地下室に、冷ややかな声が響く。
「貴様がこうして我らの前で逆さ吊りにされているのは、なぜだと思う? 信頼していた’絆’とやらが、いかに脆いものか。それを証明するためだ。」
「ふん・・・うっ、くっ・・。王のお追っ手ごときが、抜かすな・・・。」
血が頭に集まり、ヤリスギの意識が揺らぎ始める。
逆転した視界の中で、松明の炎が滲み、影が長く伸びる。
意識が闇に落ちる直前、最後に捉えたのは・・・。
かつての仲間が見せた、見たこともない不敵な笑み。
・・お前、だった・・のか・・・小頭、イイスギ・・・。




