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079⚫️ああ、ラスカル & 080⚫️そうなるのね
079⚫️ああ、ラスカル
その軍団長は、今、左遷先である辺境ヤット・ラレンの地に立っていた。
あの敗退の責任を一方的に押し付けられた一人、敗軍の将としての赴任地である。
これまで彼の忠誠心は揺らがなかった。
だが、先々代の王から仕え、特に先代エルドラン王の慈悲深い教えを魂に刻んできた彼にとって、今の王都からの指令はあまりに’他人事’であった。
彼は、胸の奥で疼く’戦士の誇り’が、
この地での’過酷な現実’を必死に抑え込んでいた。
民衆に剣を向けるのが、果たして国の戦士の務めなのか。
それとも、この沈みゆく王道と共に滅びるべきなのか。
あるいは・・・。
動揺を押し隠し深く息を整えようとした、その時だった。
駐屯地の外から、地響きのようなざわめきが膨れ上がった。
鉄錆の匂いと、民衆の怒号が風に乗って流れ込んでくる。
門の向こうに、怒れる人々の波が押し寄せてくるのが見えた。
「閣下! ご命令を!」
兵士の声が震える。
どうする、ラスカル!
その剣は、誰を守るためにあるのだ?!
080⚫️そうなるのね
なに!ラスカルが!
先頭に立っている?
反乱の?!
なぜだ?!




