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069⚫️冬来たりなば 

If Winter comes, can Spring be far behind?

冬は、ただすべてを凍らせる季節ではない。

むしろ、生命がひそやかに息を潜め、

次の鼓動を整えるための、深い祈りの時間である。


桜は冷気の底で夢を見ている。

枝先に宿した小さな眠りは、

冬の静けさを吸い込みながら、

春の光を待つ器へと変わっていく。

梅は鋭い寒さに身をさらし、

その痛みを通して花の扉を開く準備を整える。

球根たちは土の闇に沈み、

冷たさを糧として、やがて伸び上がる力を蓄える。

植物は知っている。

厳しさの中にこそ、

芽吹きの理由が宿ることを。


クリスマスローズは凍てつく空気を抱きしめ、

イチゴは寒さを越えて初めて実を結ぶ。

パンジーやビオラは冷気に鍛えられ、

春には色の羽を広げる。

冬は終わりではなく、始まりの影である。

冷たさに耐えたものたちが、

春の光をまっすぐ受け止める。

花々はその姿で語る。

静かに耐えた時間こそ、

もっとも確かな成長であると。


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