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017⚫️お預かりした権限で
「我々にその知らせを送ったのは、自律型監視艦隊だった。」
グレッグはイチカとダンに話し始めた。
「ってことは、部長が言っていた’ゼルダン危機’って・・・。」
イチカは息を飲む。
「そりゃあ、艦長さん、かなりヤバいね。」
ダンも真剣な眼差しになる。
「グレッグで構わん。今のわたしは冷静だ。お国言葉が出ないだろ?その冷静なわたしが言うのだから、間違いない。グレッグでいい。」
「じゃあグレッグさん、レオルが得た知識って・・・銀河全体を破壊する何かかもしれないってことなの?」イチカが問う。
「その可能性がある。だが、大々的に動くわけにはいかん。それはあなたたちが受けた指示でも同じだろ?」
「サー・グレッグ、この子たちの言う通り、ふたりをチームに加えたほうがいいんじゃないかしら。まだレオルがこの’魔界都市’のどこにいるか、わかんないんだもの。」
マリカが腕を組む。
「そうですよ艦長、あ、いや今は勤務時間外だから、サー・グレッグ。」
ルドルフも口を挟む。
彼は、構想中の次の小説の登場人物が増える、と密かに喜んでいる。
「・・・そうだな。では、わたしが長官からお預かりした権限に基づき、イチカ・オオガミ、ダン・イヌガミの両名を受け入れる。この言葉をもって、銀河連邦テラ宇宙艦隊司令長官からの指令とする。よろしくな!」




