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011⚫️効果的な尋問
さあ、ぜ〜んぶ話しちゃいなさい!
わたしが’波に乗らないうち’がいいよ〜?
なんでつけてきたのかなあ?
しかも、あんなスパイらしくない尾行・・・あなた、もしかして素人?
ふ、ふ〜ん。
どうしても口を割らないのね〜。
いいのよお、いいんだよお〜。
わたし、だんだん波に乗ってきたからあ!
じゃあ、まずは・・・
うまい! いや、この紅茶とクッキー、おいしいですね!
えっ、これも食べていいの? パパ譲りの味??
うわあ、これもうまーい!
えっ、見たことがある顔だって?
思い出した? って?
あなた、あの’宇宙恐竜人の謎’を書いた、ルドルフ・トナカイじゃない!
うわあ、わたし大ファン! 思春期に読んだ、一番の本だったの!
いえ・・・あの・・・あれはルポじゃなくて、小説。フィクションなんですけど。
ご馳走攻めと、自作への称賛の嵐。
グレッグ調査艦隊の’その他’という要職を担う彼は、
陽気で想像力豊かで、職務を完璧にこなしてきた。
だが・・・
この尋問に陥落するのは、もう時間の問題だった。
しかも、極めて短時間に、である。




