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Dータウン・ライアー 〜〜ようこそ死者の街へ〜〜  作者: 神川 真琴
E-3編 もしも私が街を出なかったら
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E-3編-3 ありふれた日常

「お待たせしました、ご注文の期間限定ウルトラギガント滅茶苦茶パンケーキでございます」


「おお〜〜」


 前回食べれなかった期間限定のパンケーキとは別の期間限定パンケーキが机の上に運び込まれる。


 このパンケーキは数人で食べることを想定されている奴で、私達の体が隠れるほど巨大なサイズ、数人で食べる用とは言えここまで大きいとは思ってなかった正直びっくりだ。


「……こんなの食べれるの……」


「大丈夫にゃん、だって3人居るし」


「うんうん、私達育ち盛りだしこれぐらい食べれるよ、それに私昨日の夜から何も食べてないしね」


「……食べてないの、どうして……」


「いや…何と言うか、猿渡さんが帰ったあとさ能力の使い過ぎで疲れて倒れちゃったんだよね、それで気づいたら家で夜の9時」


「それは災難にゃんね」


 巨大パンケーキをナイフで切り取り、取り皿に移す。


「そう言えば雷華ちゃんに聴きたかったんだけど、現実世界って渋滞酷いの」


「どうしたにゃんいきなり」


「いや。猿渡さんが言っててさ23と302が混むって」


「混むらしいにゃんね、まぁその意外も混んでるにゃんけど」


「……そんなに混むの、この街じゃあ渋滞なんて珍しいからわからないけど……」


「にゃーっとね、お父さんが通勤でよく使ってて、距離的には40分なのに混んでたら2時間かかるの終わってるだろって言ってるにゃん」


「え…そんなに違うの」


「うん、こことは違って基本1〜2車線にゃし、基本的に路駐多くて1車線しか使えないにゃん」


「ゴミじゃん」


「ゴミにゃんね、まあその点この街は3車線にゃし、路駐いにゃいし事故処理も3分で終わる、混む要素がないにゃん」


「そっか、それにしてもおいしいねこれ」


「……そうね期間限定なのが勿体無いぐらい、それよりライリーこのあと時間ある……」


「え?ないけどどうしたの」


「にゃいんだ」


「……いや、予定ないなら一緒に買い物でもって…思ったんだけど……」


「ごめん今日はこの後管理人さんに会うから」


「え?管理人さんに、にゃんでにゃんで」


「えーっとメンタルケアだって」


「誰の」


「……ライリーしか居ないでしょ……」


「そっか」


「……昨日は命を狙われた訳だし、管理人はそう言うのを気遣ったのでしょうね……」


「多分ね、まぁ別に私そんなに気にしてないんだけどね、でも管理人さんと話す機会なんてあまりないし」


「……そう、案外あの人暇してるわよ……」


「そうにゃんだ、そんなイメージにゃいけど」


「……今度管理人室に行ってみるといいわ、盆栽いじってるから……」


 そんなことしてるんだあの人。


 今思うと図書館に来たのも暇だったみたいなことを言ってたし、管理人ってやる事ないのかな。


 と言うか…管理人さんって本名なんなんだろう、流石に管理人とか言う名前のわけないし、そもそも何で名前隠してるんだろう。


「………まあいいか」


「なにが?」


「いやどうでもいい事だからいいよ、それより…」


「……ええ……」


「全然減らないね、これ」

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