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落日

五月十五日戊寅、季節は今の六月で毎日鬱陶しい頃でした。

参議平親宗を佐保山陵に遣はし、

この戦にて東大寺の大伽藍盧遮那仏像を炎上させた責任を謝罪した。

とて、これは謝罪で済む事では無かった。

朝廷は二十九日に内侍所に祭壇を祭り、

神楽舞いを三晩続けて世の平らぎを祈られました。

六月一日、平家は源氏と篠原に一戦を交え事もなく負け帰り、

往事の平家を偲ぶ様は最早見られる事は無かった。

「我ら平家を見棄てたもうか。」

一族の劣勢に憔悴しきった者も見られた。

世間の平家に及ぶ羨望の眼差しも最早過去の事であろうか。

世の中は、平家一族の盛衰に関わり無く、

今日も都の往来は人々の雑踏で溢れていた。

ただその顏は皆々憂いに満ちて致そうな。


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