↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
てんやわんやで異世界転生  作者: いんふぃ
第3章 マルガス公国
91/107

てんやわんやな登城回

 マルガス公国の近衛隊のハニカムさんにカーターが自分を呼んでいると、嫌な情報を貰い王宮へ行くための準備をする。


 服は流浪の民が礼服など持っている訳無いので普段着で、武器は【アイテムボックス】に入れておこう。


 フォルディルとオモチはマドックに預けるか…


 簡単な用意を終わらせて扉前のハニカムに準備が出来たと連絡をする。




「すいませんがこの子達を父に預けるので寄り道させて貰いますね」


 ハニカムさんは俺の方…いや違うフォルディルを見ると申し訳無さそうに話をしてくる。


「これは私の独り言だけどね、どうやらフォルディルを取られたとカーター殿に文句を言う侯爵様がいると噂で聞いた覚えがあってね…いや独り言だけどね」


 …成る程、馬鹿がいちゃもんつけにきたのか…どうするかな?


「例え話なんですが貴族が嘘を言って平民から物を巻き上げようとした場合この国ではどうなるんでしょうね?」


 自分の言葉にハニカムは少し驚いたようだがすぐに意図したことを理解して答えてくれる。


「明確な証拠があればどんな貴族だろうと罪に問えるさ。まぁ貴族はなかなか認めないだろうけどね? 」


 ハニカムさんは笑いながら答えてくれた…いい人だなぁ


「そうですか…申し訳ないんですが、ラバール公爵閣下かクリステラ公爵令嬢にこの事を知らせておいて頂けませんか

 ?そうしないと二人から怒られそうですので…」


 ハニカムさんが目に見えて動揺する…


 そうだよなぁ普通こんな所で出る名前じゃないしなぁ…


「あぁ、別に言付けなくてもいいですよ?その場合は陛下に問題が行くだけですので」




 …完全に固まっちゃったかぁ。


「す、少し待ってもらえないかな ⁈ 君は公爵閣下と知己であると私は捉えていいのかな? 」


 再稼働したハニカムさんは汗を滝のように流しながら自分に聞いてくる。


「そうですね。公爵令嬢を助けた礼に、ご自宅に招かねる程度には」


 そう言った瞬間、ハニカムさんは下に走り出していく…


 取り敢えずオモチだけでも預けて…


 嫌なの? オモチがしがみついて離してくれない。


 もうどうにでもな〜れ !







「ビッツ !クリステラ嬢が助けられた事件について今すぐ情報を集めろ! リマナはドルティア家にこの手紙を大至急届けろ! カイン !今回の件は陛下に連絡したか? してないなら今すぐ向かえ! ギゾット侯爵を潰す機会だ、遠慮なんぞするな! 」


 …下に行くと馬車前が地獄のようになっていました…







「今度は何したんだよ息子…俺の胃がどうなってるか知ってるか? 最近食が進まなくてな…」


 マドックの恨めしそうな小言が始まるがそれでも言っておかないといけない事は言っておこう。


「フォルディルを捕まえようとしていたのは侯爵様だったみたい。一応この事は公爵様の耳にも入れとかないと不味いから言付けを頼んだだけ…親父悪いけどギルツ達がいたら知らせておいてくれない?」


 自分の言葉にマドックは今の状態が分かったようですぐに頷いてくれた。


「こちらで見つけて事情は話しておく…ベルよ頼むから穏便にな?」


 どれだけ破壊魔だと思われているのか…解せぬ。




 何故か急に丁寧な態度にハニカムさんに馬車に乗せられて王宮へと向かう…


 いや、今まで変な態度をされていた訳じゃ無いよ? ただ、貴族を扱うような態度に変わっただけで…


「すいませんが私達は貴方をカーター殿に送り届けるようにしか命令を受けておりません。宜しければそのフォルディルについてお教え願えればと思いまして…」


 こんな感じに変わってしまっただけだよ!


 取り敢えず、フォルディルとの出会いから今までの大まかな話をするとハニカムさんは考えに入ってしまう。


 王宮が見えだした頃、ハニカムさんが思い詰めた表情でこちらに話しかけてきた。


「おそらくギゾット侯爵はカーター殿にフォルディルを奪われたと供述するでしょうが…契約がなされてなければ意味が無いのに、あの馬鹿め! …所でベル殿は既にそのフォルディルとは契約済みで?」


 恐る恐る尋ねられらのだがこちらも事情があり未だしていない。


「フォルディルからは契約しろとせっつかれているんですけどね?自分が契約したらこの国に迷惑がかかるかなと思ってまだ受け入れておりません」


 そう言うとハニカムは喜んだ顔でこちらに提案してくる。


「それは尚更良かった! 宜しければ侯爵の前で契約して頂けませんか? そうすれば問題ありませんので! 」


 本当にいいのかなぁ…


 うん?そうしたいって?…はぃはぃ分かりましたよ。


「フォルディルもそうして欲しいと言ってますからそうしましょう。この国にとして本当に良いんですよね? 」


「えぇ! 是非お願いします」


 どうやらハニカムさんはこの機にギゾット侯爵とやらをどうにかしたいようだ。


「所で、ギゾット侯爵とはどのような方なのです? 」


 自分の質問に言葉を濁しながら話してくれるハニカムさん。


「ギゾット侯爵はですね、よく言うと野心溢れる推進派、悪く言うとその野心のためには手段をあまり選ばない人…という風にとれるお方ですね、ほらあそこにおられる方がギゾット侯爵です」


 ハニカムさんが指す方向を見ると門の前で衛兵を連れた偉そうな人が見たくないけど見えてしまう。


 どうやら着いた途端に何かが起きそうです。


















読んで頂きありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。