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てんやわんやで異世界転生  作者: いんふぃ
第3章 マルガス公国
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てんやわんやな神の箱庭2

 食堂に入ってきた皆は食堂の異様さに驚く。

 ガラスで出来た机に数々のお菓子。

 ティーカップは白磁の物に金の縁取りと花の絵が描かれた単純なものだがその白さと滑らかさに驚いている。

 お茶も紅茶からジャスミンなどのハーブ、コーヒに緑茶と幅広く用意している。

 お茶受けはクッキーとチョコレートをメインにナッツなども揃えている。

 流石にお酒は仕事をしている人が飲みそうに無いので今回は自重している…まぁこの世界だと時間は経たないけどね。


「これは…予想以上だな」


 公爵も中をいろいろ見ているようだ。

 目に止まった品が何点かある。

 クリステラとメリナさんも驚いてるな。

 メリナさんは特にアリス達の服が気になっているようだ。


「ベル…お前実は金持ちなのか?」


 リデルは中の品物を見て自分が金持ちだと勘違いしている。

 この世界はスキルですから。


「リナイデル様にはくれぐれも注意をと言われていましたがこれ程とは…」


 ギルベルトさんは呆れた様子だ。

 どうやら辺境伯に何か言われているみたいだな。


「オモチちゃんが可愛すぎます。フォルディルちゃんも、もふもふだー」


 フィナさん…


「ベル、あそこの酒、帰りに分けてくれねえかな?」


 ゾハンさんはブレないですね。

 紅茶にブランデー入れますからそれで我慢してください。


「ベル、後で庭でやろうぜ!何か良さそうな場所あったし!」


 あそこは自分が修行していた場所ですよ?あとで母さんに嬲られて下さい。


「………………。」


 サルジさんは緑茶が良いんですか。

 渋いですね。


「ベル…何か西の方にヤバい気配を感じるんだが…」


 大丈夫ですよ、バフマンさん。

 アレは戯れたくて仕方がない子が興奮してるだけですから…


「ベル君、あの人は誰かしら?すごく絵になる人だけどどこかのお姫様?」


 セラさん、そんなこと言うからあの人喜んでるじゃないですか。

 後の訓練で手加減してくれるかな…


「ベル…俺もう帰りたい」


 お母さんが睨んでますよ?諦めて下さい。







「では皆さん。席を用意してますので勧められた席にお座り下さい。父さんは母さんの隣が確定してるからね…え?自分もそっちなの?…ハイワカリマシタオカアサマ」


「「「「ベルのお母様だって⁈ 」」」」


 マドックとラシャン以外は全員驚く。

 まぁ…仕方がないか。

 しかしマドックは本当に顔色悪くなってきたな。

 既に何か言われているのかも…


「ベル。私からご挨拶した方がいいのではないのでしょうか?このままでは話が進まないと私は思いますよ。後女性体が私も見たいです。着替えてきなさい」


 何か酷い命令がキター⁈…アリス?何で君達はあの人の言う事を聞くのかな?君達は自分のスキルの一部ではなかったのかな?


「申し訳ありませんマスター。何故かマスターの女性体を見たくなりました」


 欲望に忠実だな君達 ⁈


「あれから一度も戻って来なかったペナルティーと考えなさい。この子達も寂しがっていましたよ?」


「…そうですね。そこは反省してます。原因の貴女に言われるのは腹が立ちますけどね。アリスが見たからなら仕方がない。ちょっと行ってきます」


 アリス達にドナドナされて部屋を出ていった。






「おぉ。まさしくその姿でしたな。いや、本人とは気づかず申し訳なかったベル殿。」


 別に構いません。

 普通気がつかないし。


「本当にその姿似合ってますよね。今度その姿でお茶会しましょう!」


 この姿はもうここ以外で出したくないです。


「ベル様!早くお風呂に入りましょう!これはお茶会などしている場合ではありません!」


 …メリナさん。

 これさえなければ最高なのに…


「…ベル、強く生きろ。それだけだ」


 バフマンさんはいい人だなぁ。


「ベル君?ベルちゃん?ベルちゃんでいいわね。呼びやすいし」


 本当に動揺しないな!セラさんは


「今見てもすごいな。それだけでどこかの披露宴に行けそうだな」


 もう慣れちゃったんですね、ギルツ。


「はああああああ⁈」


 リデルはいい反応してくれるなぁ。


「中々変わったご趣味をおもちのようで…」


 無理しなくて良いよ?ギルバルトさん。


「ふむ。…いけるいける」


 何がいけるんですかねぇ…


「ベル。流石にその姿だと、その…何だ戦いずらそうで…」


 バーディさんといる時はこの姿の方がいいかも。


「…いい。」


 し、喋った⁈喋ったよね?何で13隊の人達まで驚いているのさ!


「…その胸は卑怯じゃないかな?」


 あら?珍しくトゲトゲしいな。

 何かトラウマにかかったかな?


「息子よ…そりゃねえぜ…」


 すまんマドック。

 私にはあんたの嫁を止められない。


「これは…予想外でしたね。それ程適応出来ているとは思いませんでした」


 私にここまでしておいてその言葉は酷いんじゃないですか?


「はぁ、もうどうでもいいや。それでは改めて始めましょうか。《使徒》のベルです。養父の識天使の勇者アーデルと養母の識天使ラシャンの息子です。契約している神は創世神グリムベルト様です。私のベルという名は神様から取らせて頂いた名ですね。」


 私の紹介にラシャン以外は全員驚いている。特にマドックは完全に凍りついている。


「大丈夫ですよ、アーデル。この世界で知った事は外の世界では話せないようになっていますから安心なさい」


 ラシャンが説明してくれたのでありがたい。

 ここで知った事は口に出したり記録に残す事が出来なくなっている。

 そうしないとお宝の山の世界だからね。

 さてさてここからの皆の反応が楽しみだな。

















読んで頂きありがとうございます。

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