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てんやわんやで異世界転生  作者: いんふぃ
第3章 マルガス公国
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てんやわんやな神の箱庭

よくやく神の箱庭のお目見えです。ここまでながかったな…

みんなへの説教が終わったのでこれからはゆったりとお茶会に招くとしよう。自分もそろそろ[神の箱庭]が恋しい…あそこは元々自分のものの筈なんだけどな。


「それじゃ皆さんを自分の家に招くとしますか。ちょっと知り合いを呼んで来ますのでここでお待ちください」


じぶんはそう言うとリデル他13隊全員とバフマンとセラを掻っ攫ってくる。問答無用だ。悪いなみんな、もう遠慮はしないよ。


「ベル、いきなり何なんだ?ありゃ?ギルツお前出て行ったんじゃないのか?」


バフマンさんはマイペースだな。殆ど動揺を感じない。


「あら?場所が変わってるわ?魔法かしら」


セラさんは鋭いな。やっぱり上位冒険者な事だけはある。


「ベル!俺達には護衛があるんだぞ!お前も知ってるだろうが!」


リデル…君はもっと周りを見ようよ。公爵とかいるんだよ?


「ベル殿…これは?」


ギルベルトさんは周りを確認してから自分に説明を求めてきてる。13隊のブレインだな。


「あれ?ベルさん、一体ここはどこですか?」


フィナさんは動揺してるけどそれ程じゃないな。女性の方が突破的な事に強いのかな?


「おう?ベルよぅ。ちっとは俺らの事考えてくれない?」


ゾハンさんが一番まともな事を言っている…


「ベル君、今は仕事中だから模擬戦はもうちょっと後で出来ないかなぁ?」


バーサーカーは黙ってて下さい!


「………………!」


そういやサルジさんとは話したことがない⁈


連れて来た人皆混乱中である。部屋も狭いな。


「さて、皆さん。これより我が拠点にご招待したいと思います。拒否は出来ませんので悪しからず」







[神の箱庭]を起動し、次元の門を呼ぶ、いきなり現れた次元の門に部屋にいる皆言葉が出ない。自分はそんな皆を無視して門の前に立ち話しかける。


「久しぶりだな。悪いけど今から帰る。アリスにお茶の用意をするように言っといてくれ」


門の上につけられている女神の半身の石像が喜ぶような仕草を見せ自分に語りかけてくる。


「お待ちしてました。我が主人。アリスには既に連絡が行き届いております。ご帰還嬉しく思いますわ。今回はそちらの方々がご入場ですか?」


俺は後ろの固まった人々を見ながら頷く。すると女神像が両手を開く仕草と同期して扉が少しずつ開き、暫くして全開になる。


「さて、そろそろ行くとしましょうか。皆には少々刺激が強いかもしれないけど我慢してついて来てね」




俺は先に入り、久々の世界を眺める。どうやら今のこちらの時間は昼間のようだ。中に入ってくる人々も周りを見ながら驚いている。


門をくぐると日本では大変豪勢な大きさの、今の世界ではちょっと有名な商人なら持てる程度の大きさの家がある。ただし地球の技術を元に設計されているので形がまるで違う。広い庭には妖精界でしか取れないような草花が花壇に植えられており、四季選り取りの花で囲まれた庭園も存在する。庭を見るだけで大騒ぎの皆だが、家の前に行くと更に異様さが増す。取手すら無い扉は、俺達が扉の前に行くと自動的に開閉する。そのまま中に入る自分とは別に皆は扉前でビクビクしている。


玄関に入るとアリス達がスリッパを準備して俺達を出迎えくれた。


「ただいま、みんな。遅くなって悪かったね。何か俺に連絡事はあるかい?」


自分が尋ねるとアリスの一人が答えてくれる。


「家の方は滞りなく動いております。ただ…あの方はずっとこの家に滞在されておりまして…」


ごめんね。変なの置いたまま旅立って。話してくれたアリスの頭を撫でてやる。他のアリスもやってきたのでみんな仲良く撫でてやる。オモチとフォルディルはアリス達に抱えられて足を拭かれている。どうやらそのまま食堂まで運ばれそうだ。自分もブーツを脱ぐとアリスがスリッパを渡してくれるコートや装備品もアリスが全て預かってくれる。それを見ている皆に自分は説明を始める。


「すいませんこの家では履物を変えてから入ってください。荷物や羽織物、靴などはアリスに全て任せて貰えば問題無いですよ。今から食堂に向かいますのでアリスの後についてきて下さい。あと父さんは覚悟して下さい」


自分の言葉に皆は成る程と言った顔で納得してくれるがマドックだけは顔色が悪い。でも逃げられないからね。ごめんなさいとだけ思っておこう。自分は足早に食堂に向かう。食堂ではアリス達がお茶の準備をしていてただ一人先生だけが澄まし顔でお茶を飲んでいる…本当に馴染んでいるよね。


「そうでしょう。私もここでの生活が大変気に入っております。貴方ももう少しこちらに来ても良かったのでは?」


「人の頭の中を読まないで下さい。面倒になって来たのでみんな連れて来ました。口は出来るだけ出さないで下さいね。母親と先生どちらで説明すれば良いですか?」


自分の言葉に少し考えながら笑みを浮かべて答える。


「母親の方が面白いですね。母さんと呼んで下さい」


「天使達も連れて来ても良いですよ?父さんは多分倒れますが」


「考慮しましょう」


そろそろ皆がやって来そうだ。さて、どれだけ驚いてくれるかな?















登場人物を一気に動かす事になったので毎日投稿が出来なくなるかもしれません。ご了承ください。

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