↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
てんやわんやで異世界転生  作者: いんふぃ
第3章 マルガス公国
69/107

てんやわんやな神龍様

無課金プレイの俺は異世界にいってもチートとは程遠い存在だった。それなら地味に生きて行くしか無いな〜異世界で細々と生きる無課金プレイヤー


という小説を投稿しました。こちらとは違いネタと話題の課金ゲームを取り入れた小説です。気になった方は是非お読みください。

降りる気配がしたので目覚める。どうやら竜種の島に着いたようだ。魔力もかなり回復したので問題ないだろう。[竜化]も解いてトリヴェスから降りる周りには竜達の気配で一杯だ。


『主人よ、安心するがよい。我がいる限り周りの竜には何もさせん。』


トリヴェスの心強い言葉で自分も覚悟を決める。周りの竜が2つに割れてその先には一回り大きい黄金の竜が自分を見下ろしている。


卵を持ったままその竜の前にいく。周りの竜が威嚇するが相手にしない。目の前の竜から意識を外させないからだ。そしていつの間にかトリヴェスが周りを他の竜に取り囲まれている。


『此度は我らの為によく働いた。褒めてつかわす。』


尊大な言葉で自分を褒める。自分は膝も折らずただ憮然と立ったまま話を聞いている。


『我らが王に不敬なるぞ!』


近くにいた赤い竜が咆哮を上げるが完全に無視をする。


『この人間風情が!』


真横にいた赤い竜が俺に飛び掛かろうとする。先ほどの赤い竜より小柄だ。[無詠唱]の[雷魔法]で一撃で気絶させる。


『貴様!何をする!』


先程の赤い竜が口を出してくるがその言い分はどうなんだろう。正直ここのドラゴン達は自分とは考えが合わないので容赦はしないつもりである。大体トリヴェス1人にマルガス公国に来させる事自体がおかしいのだ。そこの辺の話をしてもらうまでは納得するつもりは無い。


『竜の王よ。1つ聞きたい事があるのだが教えてくれないか。どうしてトリヴェス1人を向かわせたんだ?』


周りの竜が一斉に騒ぎ出したので自分とトリヴェス以外を範囲指定して[重力魔法]で叩き落とす。王以外の全ての竜が頭を地面につけ身動きが取れない状態になる。[神龍紋]も発動している為レベル14相当の魔法には竜さえもあがらう事は出来ない。


『正直此方は怒っているんだ。何で誰もトリヴェスを手伝おうとしない?何で誰も竜の卵を助けに行かない?その辺が俺には分からないんだが?』


ジリジリと重力を上げていく。竜の王以外は地面に埋まりそうな勢いだ。竜の王には多少しか効いてないようだがまだまだ重力は上げられる。若い竜から悲鳴をあげる事すら出来ない者もいるみたいだ。もう少しあげるか?そう考えた時、いきなり神気を放つ生き物が自分と竜の王の前に現れる!空間跳躍だ!


『そこまでにして頂けませんか?我が紋章の持ち主よ。その問いには私が答えますから。』


白く輝く龍が自分を見つめながら話しかけてくる。魔法は既にこの龍によって解除されたようだ。[神龍紋]込みの魔法を難なく破るとは流石は神龍様と言ったところ…ってかこの龍から自分は力を借りていたんだな。それなら解除されても仕方がないか。


『貴方が怒る理由は何故その嵐竜だけに任せたという事でしたね。それは罰としてこの地を追放されたからなのです。』


その言葉を聞いた瞬間[神の箱庭]以外のスキルが勝手に発動される。今の自分は人の姿すらしてないのかも知れない。しかしこの馬鹿共は絶対に許さない。


『お待ちなさい、神の使いよ。その罪は私が取り消しましょう。今の貴方は危険すぎる。それでは嵐竜も辛いでしょう。』


その言葉にハッとしてトリヴェスを見る。余りにもスキルを重複させ過ぎた為トリヴェスにも変な負担が掛かったのだろう。


『悪かったなトリヴェス。』


謝っておくがトリヴェスの見る目に恐怖が混じっていたのを感じてしまう。後でテイムも解いてもらおう。


『すまんな神龍殿。迷惑をかけた。少し自制が出来なかったんでな。』


謝る自分を子供をあやすような目で見てくる神龍様。すいません、感情に任せてしまって申し訳ない。


『まぁ確かに竜達の態度も頂けない事は事実ですけどね。』


慈愛の目を自分から離すと途端に威厳のある神秘的な目で竜達を見渡す。島にいる竜全てが頭を伏せ彼等の神に臣従する。


『竜の王よ。私の紋章を持つ者に些か頂けない態度を取られたようですね。別に私は貴方が王で無くても問題はないのですよ。』


その言葉だけで竜の王は更に頭を下げる。


『申し訳ありません、我らが神よ。なれど我ら以外にその力を与えられた事、我らにとっては屈辱以外何物でもないのです。』


ん?要するに自分らの親愛する神様が他の種族に加護を与えたから嫉妬しちゃったって事か?それじゃ子供の嫉妬じゃないか…


理由を聞いて気が抜けてしまう自分。最悪は竜の王との対決を辞さないつもりだったので余計に疲れてしまった…


『貴方達ときたら…私が彼に加護を与えたのは創造神様のお願いもあったからなんですよ?それに楯突くなんて…下手したら滅ぼされていたというのに。』


頭が痛そうに目を瞑る神龍様。すいません。神様のお願いまで聞いてもらっていたんですね。その言葉を聞いて全ての竜が震え上がる。死因が神様からの不評の為とか確かにとんでもないもんな。


『それじゃ竜の卵を何故助けに行かなかったのか教えてくれたら今回の事は無かった事にしますよ。』


これ以上ここに用は無いし、竜が自分達の仲間であるこの卵を何故助けないのかそれだけが気になってしまう。この子は何か問題でもあるのだろうか?













読んで頂きありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。