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てんやわんやで異世界転生  作者: いんふぃ
第3章 マルガス公国
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てんやわんやな代行者

マルガス公国の大公バルトとの直接会談となった自分。正直乗り気ではなかったのだがクリステラが危険だった事もあり仲裁に入る事となった。もう1名原因のトリヴェスは空間遮断の結界の中で反省中である。


そんな事を考えているとまた[鑑定]が飛んで来る。飛ばしてきた竜人に[無詠唱]の雷撃を浴びせ失神させる。死んではないよ?[手加減]は一応しているから。


「な、何をなさる⁈」


偉そうな人が口を出してきたので[威圧][覇気][畏敬]を使う。今は竜種の代理人として動いているから無礼は許さない。貴族だってそういう事はあるだろうに何をするんだって感じだ。


『マルガス公国の者は[鑑定]をみだりに使うようだがそのような無礼を度々許すとでも?躾がなってないな大公よ。』


杖を掲げ魔力を集中する。[雷魔法]雷帝を使う。雷帝は[雷魔法]レベル5の広範囲雷撃魔法だ。上位職業でなければ覚えられないスキルでレベル5もあれば城塞に穴を開けれる程だ。[手加減]はしているので王宮へのダメージは少ないがビジュアル的に雷が乱れ飛ぶのは心に残るだろう。クリステラを引き寄せ範囲に一応入れないようにしておく。後の馬鹿どもは知らん。


「あ、主人殿ちょっと怖いんですが?」


駄竜から念話が飛んでくる。お前は結界内だろうトリヴェス。雷が途切れ消え去るまでに何人かが当たったようだが死にはしないからいいだろう。


「も、申し訳ありません、竜の代行者殿。此度の不始末は必ず捌きますので何卒ご容赦ください。」


バルトさんが頭を下げている。本来なら大公にこんな事をさせたくないが理由が理由だ。


『二度目はないと思え。』


ドラゴン語でそう言うが大公はドラゴン語が分かるみたいだな。このまま通訳もして貰おう


『ドラゴン語を大公が使えるなら丁度いい。皆に言っておくことだ。我々竜種に[鑑定]を飛ばす事は宣戦布告だと言う事をな。』


人間相手でも当たり前の事なんだから分かって欲しい。幻獣は人間以上の知性の持ち主だよ?先生に一回した時は死ぬかと思う訓練が10日以上続いたしなぁ………説明が終わったようなのでそのまま会談に移る。広いとは言え庭園での会談だ。青空の中竜騎士に囲まれ隣にはクリステラを連れ大公相手にやりたい放題、いつもの自分の立場なら絶対やらない事ばかりしてる。最近偉い人ばかりの相手の事を考えながらの会話ばかりだからストレスが溜まっていたようだ。


『で、エンデバーとやらの調査はどうなっているのかな?』


青褪めた文官達を尻目に大公に聞いてみる。クリステラのワイバーンの話だとクリステラを船の中で切りつけた後の事が分からない。少しでも情報が欲しい所だ。


「かの者は竜の島より戻る船から消息を絶っております。飛竜の卵も一緒です。」


大公が汗を拭きながら説明してくれるが全然役に立たない情報だ。これではトリヴェスが相手だと首都は燃えてたな…


『話にならないな。貴公らは本当にこの国を滅ぼすつもりなのか?それでは到底竜種達を納得などさせる事は出来ん。』


隣のクリステラも下を俯いて無言のままだ。こりゃクリステラから聞き出すしかないか?


『娘よ。貴様はその者と一緒にいたそうではないか。何かそやつが普段と違う所は無かったのか?例えば食べ物とか癖がおかしいとかは無かったか?』


自分はエンデバーが既に入れ替わっていたのではないかと思っている。竜騎士になるには選考とか厳しそうだからね。後で入れ替わる方が楽そうだ。クリステラは大公から訳された言葉を聞き考え込む。クリステラもドラゴン語は少ししか分からないようだ。


「そういえば襲われた時左手で攻撃されました。彼の利き腕は右手だったはずです。」


あらま、本当に入れ替わりが濃厚になってきた。この分だといつ入れ替わったかは分からないが竜の島に行く前には変わってそうだな。大公も驚いて周りの者に命令を出している。自分はトリヴェスに近寄りドラゴン語で内密な話をするとしよう。


「トリヴェス。竜の卵をどうにかして追える方法はないのか?」


「一応目印は付けてあるのだが反応がない。結界で守られているのかもしれない。」


「龍脈を傷付けられたのはどのような方法で傷付けられたの?」


「魔石による魔道具での攻撃ですな。遅延式だったようであやつらが出て3日後に発動したのだ。」


「それ残骸でも残っている?」


「あるがボロボロじゃぞ?」


トリヴェスはそう言うと空間から残骸を出してくれる。[アイテムボックス]も竜種なら持ってて当たり前なのかな?自分は杖を構え[時空魔法]の時戻しの術を使う。本来なら自分の[百花繚乱]ではスキルレベルが足りない。だから裏技を使わせてもらう。


『[神龍紋タイプC]発動。使用スキル[時空魔法]にセット』


発動と共に光る龍が現れ杖に巻き付き光り輝く竜の杖となる。時空魔法によってボロボロになった魔道具を時間を巻き戻して在りし日の姿へと誘う。自分の魔力がゴリゴリ削られ残り2割と言う所で完全に元の形へと戻る。


神龍紋タイプCは1つのステータス能力10倍か1つのスキル能力100%増幅である。今回は百花繚乱の中の時空魔法に使いレベル7の所を暫定レベル14で使用したと言う事だ。流石にこのレベルだと完全制御でもきつくて自分にもかなり負担がかかる。汗だくになりながらも何とか目的を達成出来た。


周りを見るとみんなが顎が外れるほど大きく口を開けている。今回は自重は一切してません!










読んで頂きありがとうございます。

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