↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
てんやわんやで異世界転生  作者: いんふぃ
第3章 マルガス公国
64/107

てんやわんやな竜の事情

竜種を目前に迎え緊張気味のベルです。

やはり本物は違いますな。竜種に見られるだけでちびりそうです。

[鑑定]を掛けられているようなのでこちらも[解析]で応戦しよう。

[解析]は鑑定の上位スキルだがレベル差がありすぎて名前しか読めないときたもんだ。上位スキルが使えても役に立たないな。自分。




(名前)

トリヴェス


ストームドラゴン

864才 ♀

Level ?


見れたのはこれだけだががストームって事は風系のドラゴンかな?864才は年寄りなのかどうなのか分からない。[一般知識]には無い模様。


『貴様、竜人の分際で我の力を見るか!』


激おこドラゴン誕生である。それにしても怒れる竜種は言葉に耳を貸さないと聞いたのだか違うのか?


『こんな所で暴れるんじゃない。大体其方から鑑定してきたんじやないか、トリヴェス』


挑発混じりに言うとトリヴェスの体から風が暴れるように噴き出しまさに嵐というに相応しい常態になる。


『我々の下人風情が生意気な!調教してくれるわ!』


嵐が自分に向けて迫ってくる。今回はある意味全力なので魔法も解禁だ![時空魔法]の空間遮断の結界で嵐を止める。流石にトリヴェスも無傷で止められるとは思わなかったのか動きが止まる。空間跳躍で真上に跳んでそのまま[闘気][覇気][龍気]の3段気功を使い下のドラゴンに向けて突進!背中を抉るような両足蹴りをお見舞いする。


「フオオオォ?」


予測外からの攻撃で落ちるような勢いで下に飛ばされるトリヴェス。海上ギリギリで体勢を立て直すがその目は驚きを隠せない。もう一発かましてやろうかと気を溜めようとするとトリヴェスからドラゴン語で話しかけられる。


『待て待て待てー!何だ、そのデタラメなスキルの使い方は!おかしいだろうお前!』


なにがおかしいというのだろう?先生に勝つ為に[完全制御]と一緒に考えたこのスキル運用にケチをつけるとは何事か!


『どこがおかしい?これは自分なりの使い方だ!お前に文句を言われる筋合いは全く無い!』


ドラゴン語での叫び合い、まさに怪獣大決戦だ。トリヴェスは俺の前まで飛んでくるといきなり文句を言い出す。


「[時空魔法]はまぁいいだろう。使える人間もいるからな。しかし、さっきの気功系の重ね技は何だ?いくら多種多用のスキルはあれど同じタイプのスキルはレア度が同じでないと重複せん筈じゃ。それなのにノーマル、レア、エキストラの3段重ねじゃと⁈普通エキストラの中にレアが含まれレアの中にノーマルが含まれるような世界の法則をまるで無視しよって!神様に怒られるぞ!」


本当に言いたい放題だ。これには自分も腹が立ち理由をはっきり言ってやる!


「そんなの神様が俺に無茶苦茶するから考えた技なんだ!文句があるなら神様に言え!」


自分の怒りの声にトリヴェスも大驚きだ。少し考えながら自分に何かをしている。探査系のスキルか?それが終わると同時にトリヴェスは頭を下げ、尻尾を丸める。何だこの展開は?


「申し訳御座いません!神様の使いとはつゆ知らずご無礼を働いたこと深く反省しております。」


これは駄目なパターンだ。またマドックの胃がやられるな…そんな事を考えながらトリヴェスとの会話を続ける。


「もう、その辺はいいよ。それで何でマルガスの首都に攻め入ろうとしたんだ?それが1番大事な事だから答えてくれ。」


涙を流しながら謝るトリヴェスを何とか宥めながら会話を続ける。周りの竜騎士は離れた場所でこちらを見ているが警戒感が半端で無い。おまけに鑑定までしてきたので自分も少し大人気なくワイバーン達に吠える!


「お前らの主人はこの俺に鑑定をしてきたが俺とこの竜2人がかりでやられたいのか?さっさと首都に戻れ!」


自分の怒りの咆哮に這々の体で逃げ出す竜騎士。「ごめんなさいなのよー。」と言う何処かで聞いたことのある声が竜騎士の中から聞こえたがそれどころでは無い。


「お主、竜より恐ろしいでは無いか…」


などと言うヘタレドラゴンにメンチを切り黙らせた後に理由を話させる。







トリヴェスの話では少し離れた所に竜の住む島があると言う。その島では竜種達がある程度纏めて住める龍脈があるらしい。

マルガス公国との古の契約により竜騎士となるワイバーンは卵の時にここに届けられ龍脈の力を与えて羽化すると言うのだ。

今回も竜騎士の為に選ばれた卵を持ってマルガス公国からの使者が来たらしいのだか帰ってから直ぐに龍脈への異常が報告される。また、ワイバーンの卵の他に龍脈に置かれていた竜の卵も無くなっていたそうだ。

これによりマルガス公国の竜種への謀反と捉えられる行動に卵の育成係だったトリヴェスがいてもたってもいられずマルガス公国に聞きにきたらしい。


「聞きにきたと言うより攻めにきたの間違いじゃないかな?」


俺が客観的に答えると、申し訳なさそうに俺の方を上目遣いで見るトリヴェス。そんな大きいなりでそんな事をしないでください。仕方がないな。自分も大公に一緒にあった方が良いだろう。波乱の幕開けになりそうなマルガス公国の旅は到着2日目からハードだった。


























読んで頂きありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。