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トルバドーれ! ライナーノーツ  作者: 袴田八峰


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37.トルバドーれ!


■37.トルバドーれ!■


 【リリース】:最終幕十六席


 【作詞】:ポメロ

 

 【作曲】:ポメロ


 【V.】:ポメロ/カーネギーオールスターズ/あなた


 【熱情の名前】:この街が、大好きだ!


 【熱情の形状】:音楽があふれる街角

 

 【内容】:


   「カーネギー第二の生誕祭」の発生源。

   この歌がシックススの響きという名の分厚い雲に覆い尽くされていた

   カーネギーに、陽光を呼び戻すこととなった。


   だが、諸君。

   勘違いしないでほしい。


   カーネギーとは、とあるギター奏者の言葉を借りるに、

   「好きと嫌いとにかかわらず、

    どんなジャンルのどんな音楽でも許容する」

   音楽の女神様が庇護するこの街はそうした懐の広い街なのだから、

   シックススを犯罪者の如く追い遣ってはならないのだ。


   伝統派と革新派が同じ町で角つき合わせながらも

   共存しているように、

   無機質な爆音も、言葉に意味を求めない生体楽器も、

   多様性の一部として受け入れなくてはならないのだ。


   だから、盃を掲げよう。

   きみの響きと、僕の祈りが並び立つ、この街に。


   「「ヨロレリヒ―♪」」

   

      

 【歌詞抜粋】:


   ♪―― カーネギーは歌声で溢れてる

     ♪―― 溢れてる ヨロレリヒ―

   ♪―― 街角は口笛が響いてる

     ♪―― 響いてる ヨロレリヒ―


   ♪―― レロリヒレロリレラ女神へ感謝が

     ♪―― 溢れてる

   ♪―― リロリロリロリロ雷様にも

     ♪―― 響いてる

   ♪―― 朝でも昼でも夜でもいつでも

     ♪―― 歌ってる


   ♪―― 「「「みーんなーが すーきーなーまーちー」」」



 ドリー:

   そうだよ、ボウズはそういう奴だった。最初から

   きょとんとした顔でさ

   わかってんだかわかってないんだかわからん言動でさ

   音楽を生態の一部として生きててさ


 デッカ:

   思い出すぜ、あの入寮した番の、浮かれポンチぶり

   ありゃーマジでお上りさん以外の何物でもなかった


 エピタフ:

   ああ、誇らしげにエビ髪を揺らしてな

   どこの田舎から来たんだかわからんほどの、

   奇妙な民族衣装を纏ってな


 エレクトラ:

   ふふっ…… 無様

   今思い出しても笑みが溢れてしまうわ

   でも

   いくら洗練されようと、いくら有名になろうとも、

   結局、ポメロ君はポメロ君だったわね


 フォルテ:

   そうですの!

   わたくしとポメロ兄さまの故郷・エルプフィルを胸に抱いたまま、

   カーネギーに憧れ、カーネギーに暮らし、

   カーネギーを愛する!

   それこそがポメロ兄さまですわ!


 リノ:

   ポメロがね、カーネギーを大好きなのは

   カーネギーが音楽の都だったからだけじゃないよ?

   わたしたちがいたから!

   わたしたちが大好きだから、街も大好きになったの!

   だからわたしも、ポメロが大好き!


 語り手おねえさん:

   あ、この曲のモデルは桂雀三郎とまんぷくブラザーズの

   「ヨーデル食べ放題」だそうです


 エピタフ:

   …………なんて?


 語り手おねえさん:

   「ヨーデル食べ放題」。


 エピタフ:

   わんもあ。


 語り手おねえさん:

   「ヨーデル食べ放題」。





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