↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トルバドーれ! ライナーノーツ  作者: 袴田八峰


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
20/43

コラム:五番舞台

◆ 五番舞台 ◆


  語り手おねえさん:


   ●五番舞台の特徴って?


   今は揶揄を込めて「かつてのメインストリーム」なんて呼ばれてます。

   ジャンル的にはカントリー、フォーク、ムード歌謡などですね。

   実は「改革派」と呼ばれた元祖はここにあるんです。

   ライデンステーションの電力による電子楽器革命以前、

   土着の民族音楽を見つめなおすことで、

   彼等は権威化していた「伝統派」音楽の硬直性を鋭く喝破し、

   一つのムーブメントと時代を気づいたわけです。



   ●なんで「かつて」なの?


    理由は二つあります。

    

    一つは先ほど単語だけはでてきた「電子楽器革命」ですね。

    伝統派からの完全な脱却は、アコースティックから完全に独立せねば

    成り立たないという、いわば構造的変化に伴う陳腐化。

    ロック、ハウス、テクノを代表する電子楽器を主とするジャンルの出現と、

    ジャンルはそのままに楽器だけを電子化する時代に寄り添う変化。

    これがカントリー、フォークの精神に合わなかった。

    

    もう一つは「アップルの出現」です。

    トルバドールスタイルから一転して「演出家」に転身した彼女は、

    温めていた「アイドル」という概念を瞬く間に世に広め、

    それまでノージャンルでライブパフォーマンス重視の舞台を作って来た

    七番舞台を半ば乗っ取る形で手中に収めてしまいました。

    この試みが一時は「アイドル一強」と言われる時代を作ったのですね。


    こうした時代の変化を頑なに受け入れなかった結果、

    五番舞台は硬直化し、「年寄りの郷愁」扱いされてゆくことになります。



   ●ポメロは「ジャンル横断者」なのに五番舞台に立たないの?


    はい。

    実は「上から10!」初出場からしばらくして、

    五番舞台に立つとか立たないとかでひと悶着するエピソードがありました。


    私の方でカットしましたけど。


    「上から10!」の二回目登場時に同席した、

    カントリー界のニューウェーブ少女の依頼の元、

    五番舞台に新風を吹かせるというミッションに挑むもののーー


    かつて権威に逆らい、革新を魂を宿していた当初のアーティストたちが、

    実は嫌っていたはずの権威(老害)化してしまい、

    少女やポメロの吹かす新風を受け入れられず……


    そんな構造の硬直化をテーマに繰り広げられたお話が、

    確かにあったのですよ。


    私の方でカットしましたけど。


    この話をやると、まあ大体三話分くらいになる冗長さと、

    権威関係は伝統派だけでお腹いっぱいだよねという判断ですね。

    ポメロの成長の軌跡から外れる、社会構造の話になりますし。

    



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。