08.ムカつくアイツの歌
■08.ムカつくアイツの歌■
【リリース】:第六幕三席
【作詞】:ポメロ
【作曲】:ポメロ
【V.】:ポメロ
【熱情の名前】:ムカつき/羞恥心
【熱情の形状】:体毛の多い口の大きな獣/隅っこで体育座りしている小人
【内容】:
序盤Aパートの旋律は、抑制的なカッティングを随所に散りばめ、
歌メロも感情を抑え気味な低音がメインになっており、
これはムカつきを蓄積している様子を表しています。
ひとまずのサビとなるBパートでは蓄積したムカつきが決壊し、
破壊的なエイトビートにフルストロークをこれでもかと乗せた、
パンキッシュなボーカルが爆発します。
しかし、この楽曲の真価は、怒りを燃やし尽くしたアウトロがはじけた後に
訪れるCパートにこそ宿っています。
心臓の鼓動のような単調で長い間奏を抜けると、
拗ねるようなピチカートから緩やかなアルペジオに流れ着き、
ボーカルは手前勝手な怒りを抱いた自らを恥じ内省している様を、
青く赤裸々に歌い上げます。
そのダイナミックな曲調の変化は一聴すると纏まりがなく、
三つの楽曲を順に演奏しているように思われます。
しかし曲の流れを俯瞰し、一歩引いた聴線を向けると、
不思議と一連の繋がりある曲だと理解できるのです。
プログレッシブ・ロックの種をトルバドールスタイルで芽吹かせた
異形の一作と言えましょう。
語り手おねえさん:
このCパートまでを書き切ったことが、
ポメロとエピタフの友情締結につながりました。
先々の事はあまり申しませんけれども、
エピタフのターニングポイントになったこの曲。
出番はまだありますので、頭の隅にでも置いていただければ。




