10.恋とか恋とかそんなのばっか
■10.恋とか恋とかそんなのばっか■
【リリース】:第十幕 四席
【作詞】:ポメロ
【作曲】:ポメロ
【V.】:ポメロ
【熱情の名前】:閉じた円環
【熱情の形状】:独楽の様に高速回転している己の尾を飲み込んだ蛇
【内容】:
洗練を拒絶するジャンク・アコギ・パンク。
アイドル現場で学んだ「C、F、G」の単調なコード進行をあえて踏襲しつつ、
裏拍で激しくかき鳴らすカッティングと、地を這うような重厚な低音のオブリガートが、
心地よいポップスを破壊します。
歌詞は、かつて誰かが真実の涙で産み落としたはずの瑞々しい言葉が、
大衆に「共通言語」として消費され、朽ちていく過程を九相図になぞらえて描きます。
序盤(新死相・膨相):
流行のフレーズが街に溢れ、華やかに持てはやされる絶頂期。
中盤(壊相・膿爛相):
劣化コピーが繰り返され、言葉の意味が変質し、独創性が崩壊して腐敗が始まる。
終盤(骨相・褐相):
蟻に中身をしゃぶり尽くされ、魂の抜けた「淋しくて震える」という骨格だけが
残り、円環の中を空回りする。
甘い恋愛を好む乙女たちには「自分たちの聖域を汚す劇薬」として嫌悪され、
構造を理解する有識者には「システムへの楔」として戦慄を持って迎えられる、
ポメロの覚悟が詰まった異端の風刺画です。
【歌詞抜粋】:
♪―― 恋とか恋とか愛とか恋とか恋とか恋とかそんなのばっか真っ赤っか
♪―― 新鮮なご馳走を早い者勝ち切り分けろ
♪―― 夢が膨らむ受動的! 腹が膨らむ物理的!
♪―― 魂を抜かれたポエジーのスケルトンは繰り返す
♪―― さみしくてさみしくて震える
サクセス:俺はこの歌を聞いた瞬間分かったんだ
ポメロはサクセスなんて求めてねーってことがな
ロリポ :楽しく歌って楽しく踊って、すっきりしてまたね!
私たちはぁ、そういうノリで音楽やってるわけでぇ
魂とか覚悟とか、そういう悲壮感漂わせちゃう時点で
ちょっと肩が凝っちゃうっていうか
解釈違いだねっていうか
サクセス:真面目で青いんだよ、ポメロは
だから妥協とか迎合とかできねー
二次会でも熱く音楽論とか語っちゃうしな
アコニキ:まあ、そういう職人気質というか、偏執的に正解を求める姿勢が、
俺たちのワープアソウルと共鳴したんだがな
実際、ああもあからさまな反骨心を見せてくるとは思わなかったが、
襟を正された思いだよ
ロリポ :売れないゲージュツカさんがなんかわかったような顔で
語ってまーす
サクセス:お前たちもサクセス考えてねー、
自分たちの音楽に閉じこもってるやつらだから
そりゃ響きあっちゃうわ
サクセ2:エコー
サクセ3:エコー
アコギ3:残響のレッセ・ヴィブレ




