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リバティ和邇~同じ旅館~

こんにちわ。

大学生から高校生を読んでくれている人ありがとうございます。


とうとう主人公の鷹士と旭谷高校ソフトテニス部が同じ旅館になります。

絡みは最後に少しだけありますが、本格的に絡むのは次回からになります。

目覚ましの着メロが5,6回鳴り、やっと目が覚めた。


大体8時くらいだ、そろそろ起きる時間か、と思って体を起こしたら一瞬ここはどこだ、って思ってしまった。

そういえば、大阪での一人暮らしが始まったのだった。


お腹すいたなと思い、食パンをトースターで焼いて、その間に目玉焼きを作る。


できたらトーストの上に目玉焼きを載せてケチャップとマヨネーズをかけて食べる。


これが質素だがすごい美味い、ジャンクっぽくて。食事を終えてから本格的に準備を始める。

まず家の換気、掃除、それで家がきれいになってから、今度は自分をきれいにするためにシャワーを浴びる。


しかし、家が広くなった分若干掃除が面倒臭くなってしまったと感じる。準備が完璧に終わったのは大体9時であり、ベッドなどはベットメイキングされているのかと思う程綺麗にしている、寝る場所は一番きれいにしておきたいのだ。


洗いものもすべて終わらしてから、ガスの元栓、戸じまりをしっかり確認をしてから財布と携帯、音楽プレイヤーとノートパソコンをリュックサックに入れて持って家を出た。必要なものはすべて宿泊先に送ってあるため、今持つ荷物が少ないのだ、送っておいてよかった。


家を出て来た時に同じ階の人と会った、多分彼氏と彼女の同棲しているだろう人たちに挨拶をした。相手もどーも、こんにちわと快く挨拶をしてくれた。東京では軽く会釈程度で済んでしまうが、こっちは笑顔つきだった、すばらしい。


俺は鍵を閉めたのを確認してから、目の前にある階段を下りた。この階段は少し幅が狭く荷物がたくさんある時は気を付けないといけない、まぁエレベーターを使えば安心なのだが。


とはいえ慎重に階段を降りながらも壁の染みなどを見ていた。こうやってじっくり観察しているとそれほど新築でもないと思える箇所がいくつか見えた。マンションを出る時に管理人室が空いてるか見たが開いておらず、もしかしたら年中こうなのかもしれない。


外に出てやっとMP3を聞き始めた。曲は全てまでとはいかないが、8割方流行の曲でなく10年以上前にヒットした曲ばかりである。残りの2割は洋楽であり、パンクロックである。こうやってMP3で音楽を聞くことにより外にいながらも自分の世界を楽しむことができるので外に出かける時は必ず持っていく。


旭谷駅が近いので曲は一曲も終わる前に着いてしまった。メールによると行先は和邇(わすみ)だそうだ。そもそも和邇がどこかわからないので携帯で調べたらここから1時間40分程である。


切符を買って大阪駅方面のホームに着いた途端に電車が来たので急いで乗る。やはりこの時間はあまり空いていないな。ノートパソコンが心配だが、ちゃんと丁寧にカバーをつけていたので心配ないだろう。大阪駅に着いた時に確認したが特に外傷もなく無事であった。


大阪には以前来たことがあって、大阪駅も来たんだが人の多さが相変わらず多い。肩がぶつかりそうになるものの皆慣れていているのか全然ぶつからない、ぶつかる人は観光に来ている人ぐらいだろう。大阪駅の改札口を出て、歩いて15分くらいだろうか、少し離れた所に山陽本線が出ているのでそこの改札口に入り堅田(かただ)駅に行き、先ほどの電車とは違い、45分間くらい空いている電車に満喫していた。


堅田についてそこから隣の駅が和邇である。


改札を出たら



すげぇ田舎だった・・・。



ここからどうやって行くんだよ、って呟きながらノートパソコンでメールを開いて宿の名前を確認し、位置を再確認する。宿の名前は「リバティー和邇」。

なんかセンスが良いとは言えない名前だな。位置は滋賀湖の隣だからここから歩いても15分もかからないだろう。


周りを見てみると山がたくさんある、というより周りではなくここが山なんだろうと予測できる。


日差しがとても強いが東京みたいに湿気がなくカラッとしているのでそれほど暑い感じはしない。それでもやはり皆は半袖である。俺は小腹がすいたので駅前にあった蕎麦屋に入ったが、店はそれほど大きくない。店員の愛想が抜群に良かったので、出てくる蕎麦もすばらしく美味しいに違いないと勝手に法則性のない期待をする。


俺が頼んだのは月見蕎麦。出された蕎麦を見たら蕎麦の上に生卵、そしたらなんと山菜までついている。その場で聞いてみたら蕎麦には必ず入っているそうだ。


一口食べてみたら東京にある蕎麦屋より全然おいしいので不覚ながら感動してしまった。お腹も膨れたことだし、そろそろ向かおうと思い、蕎麦屋を後にした。


歩くと滋賀湖からくる風がすごい涼しくて、心地がよい。この周辺には大きいお店はないが商店のような建物がが続いていて見ていて暇しない。


道なりに進んでいくと宿についてしまった。もう少し歩いていたかったが、宿泊中に散歩することにしよう。


宿は純和風ですごい自分好みであったので安心した。ここは夫婦で経営している旅館らしく仲の良さそうな夫婦が二人で愛想よく出迎えてくれた。旅館の後ろには山があり|(ここら辺一帯が山だが)、ここは日差しがちらほら入るが木々によりガードされているので暑苦しい感じは全くない、木漏れ日がかえって気持ちいい。


早速部屋に案内されたが何故かすごく広い、部屋を間違えたのだろうと思い、聞こうと思ったがすみませんといった後に、俺は聞くのを踏みとどまった。


元々数人で来る予定が皆来れなくなってしまった、という言い訳を作るために大きい部屋を借りていたのを忘れていた。それを思い出し、何でもないですと言ったら、女将さんがニコッとして届いていた荷物を部屋に置いてごゆっくりとお決まりの言葉を言って出ていった。


俺は部屋を見回した。テーブルの上には灰皿とマッチが置いてあり、ベランダの先にはテニスコートが見える、距離でいえば10メートルもないだろう。さらにその先には滋賀湖が見える、最高の景色だなと思いイスにかけてタバコに火をつけ、風景を楽しんでいた。


それから俺は疲れていたわけではないのだがうっかり寝てしてしまった。タバコは幸い灰皿の中で全て消えている。時計を見たら大体1時間くらい経っていたのだろう。


外が騒がしいなと思い、もしかしたらと思い、起きてカウンターに電話したら


「旭谷高校のソフトテニス部の皆さまがいらっしゃいました。申し訳ございません、騒がしかったでしょうか?」


「とんでもないです。教えていただきありがとうございます。これから賑やかになりそうですね。」


「心遣い感謝いたします。何か不便なことがございましたら何なりとお申し付けください。」


「はい、ありがとうございます。」


そう言って電話を切った。


リュックからノートパソコンを開いてシゲ、正人、沙織に3人に同じメールを送った。


---今から旭谷高校の生徒と接触します。これから二度目の高校生活を楽しみたいと思います。結果報告は適当にする予定です。ちなみにまさか高校2年生のクラスに入れられるとは思ってもいませんでした。

3年のクラスだと思っていました。シゲは肝心なことを言わないから事実を知った時驚くことが少なくないわ。

こっちに遊びに来てもいいけど、くれぐれも俺の正体がばれるような行動をこっちに来ても起こさないでほしい。

そんじゃあ楽しんできます。」


メールを送信しました、という文字が表れて俺はパソコンの電源を落として閉じた。


それから自分は部屋でこれからどういうことが待っているんだろうと考えていた。


大体メールを送ってから1時間くらいだろうか、外でパンッ、パンッと乾いた打球音が鳴り響いた。


準備が早いなー。


さて自分もそろそろ準備するかな。



ベランダのドアをガラガラッと開けて外に出た。外の景色は最高に良かった。雲一つなく、ただ空色の絵具をただ塗っただけみたいな色をしていた。これから色々起きるであろうことに期待しながら俺は息を思いっきり吸って言った。


「すいません!ここの宿泊者なんですよね?俺もここでテニスする予定だったんですけど友達みんな来れなくなっちゃったんです。ラケットとかも持ってきてるし、せっかくだから君たちがよかったら俺も混ぜてくれませんか?」



「別にええねんけど、実力はちゃんとあるんやろうな?」


色黒で細身の男が上から目線で言ってきた。

その質問に対しては、さぁ、どうなんでしょうと濁らせた。誰に言ってんだ。多分お前よかうまいぜ、と心の中でつぶやく。


「えぇよ、入りぃや、別に皆ええやろ?」


今度はショートの女の子が強めの口調で言った、多分この子が部長なんだろう。


「入り入り!!人数多い方が楽しいしな。」


今度は黒縁眼鏡が言った。身長の高い男子は、別にえぇんちゃう、って言って隣の髪の長い男を見たが、その男子はただ俺を不安そうな目で見ていた。

その他色々なやつが俺を興味と不安の眼差しを向けて来ていた。中には俺のことを結構いい感じじゃない、とか言うやつもいた。

聞こえないと思っているらしいが、声でけぇよ。


初対面なんだが、すごいフレンドリーな感じで助かった。


さて、がんばらないとな、がんばりすぎちゃいけないか。


まだ始まったばっかだ。正体がばれないかが不安だがそんなの気にしていられない。



数分後、そこのコートにラケットが一つ増えた。

はい、ありがとうございます。

ちょいちょい駅名とかは本当にあったり、実在しない駅名や地名がございますが、あまり深い意味はありませんので、気にしないでください。


とうとう鷹士がDK、JKに接触しました(笑)

次回は練習風景と宿でのお話になります。

明日はもしかしたら投稿できないかもしれませんが、楽しみにしていてください。


あっ、毎度のことですが、誤字脱字等ありましたらご指摘ください。


人物紹介しないとなー。

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