部活~with 旭谷高校~
すみません、お待たせいたしました。
主人公がDK、JKと一緒にソフトテニスします。
初からみということで会話が多めに設定してます。
「へぇ~、鷹士君かー、よろしくね♪」
元気そうに言ったのは女子ソフトテニス部長の内藤真菜という女の子だ。髪型はショートカットで目はクリッとしていて可愛らしい顔をしている。
・・・が、正直タイプではない。いきなり女の子の品定めもどうかと思うが、沙織が変なことを言うから少なからずそういう目で見てしまうのだ。多分学校では結構人気ある顔しているんだろうなぁー、そう思いながら、内藤という女の子を見ていたら今度は男子ソフトテニス部長の神井宏がニヤニヤしながら言った。
「まーなは彼氏いるから手ぇ出したらあかんで(笑)」
「変なこと言わないでくださいよ!神井さん!」
俺は悪い印象を与えないために、敬語を使って話す。なんで年下に敬語使わなくちゃいけないんだ、と思いつつ話す。
「そうやで。変なこと言ってるとシバくで、ブチ?」
おー、口が悪いなー、そういえば大阪の女の子って結構きついって聞くな。なるほど、こういうことか。神井がビビッているよ。
「わ、悪い、まーな。鷹士も悪かったな。」
「いぇ、別に気にしていませんよ。神井さん。」
神井は相当強く縮毛矯正をあてているのか、髪の毛が針金のようにまっすぐである。後は目立つのはクロブチ眼鏡だろうか、
あっ
「神井さん、その眼鏡マードのじゃないですか?」
「お♪わかるんか、この眼鏡いいやつやで。結構高かったからな。バイトしまくって買ったわ。ほぼ1か月分の給与なくなったけどな。あっ、あと別に俺らには敬語じゃなくてええで。話聞いた限りだとタメみたいやしな。初めは年上かと思ったけど。」
眼鏡の話は頭に入らず、年のことを言われて内心ドキリとした。こいつ意外と洞察力あるな、内藤よりかはするどいみたいだ。さっきも俺が内藤の品定め?している時にも指摘してきたし。気が抜けないなー、と思って言った。
「ほんとに?実は敬語慣れていないから億劫だったんだよね。今から敬語無くします。それにしても年上って言われるのは新鮮だわ。今まで年下に見られることが多かったからさ。」
「まっ、なんとなくやけどな。」
「おい、メガネ!いい加減テニスしようぜ。」
「うっさいわ。キャスル!初対面のやつと親睦を深めとって何が悪い。」
「キャスル言うなや!好きじゃないねん、そのあだ名!」
変な名前だなー、さっきは俊樹って言ってなかったか?
「キャスル?」
「おぉ、そうや!うちらの部活ではみんな自己紹介の時にそれぞれあだ名がつくんや。」
「へぇ、そうなんだ、変わっているね。」
「その方が仲良くなれる気がしいひん?」
ニヤニヤしながら神井は言った。
これから俺が何をされるかは予想ついたが、想像したくなかった。
ここでいきなり内藤が隣から大声で
「そしたら、三浦君もあだ名つけたるわ!ちょっとみんな集まって!」
ぞろぞろと人が集まり、みんなニヤニヤしている。
みんなこういうの好きなんだろうなー、と思った。
多分もう逃げられないなと思いつつ、
「何がええかなー、みんなええのある?」
そしたらみんなでざわざわしだして色々な名前が出てくる。
おい、誰だ今、スリーバックとか言い出したやつは?苗字をそのまま英語にしただけじゃねぇか。
聞いていたら碌なあだ名が出てこなかった。
正直、もう何でもいいです。
そう、思っていたらどうやら決まったらしく
「んじゃあ、鷹士の鷹から取ってホークで異存ないな?」
おい、えぐいあだ名だな。
大学生にもなってホークとか変なあだ名つけられたよ。
まぁ、いっか。
「ククッ、よろしくな。ホーク」
クスクス笑いながら俊樹が言ってきた。
こいつは・・・、思ってしっかりと言い返した。
「よろしくお願いしますね、キャスルさん?」
「ぐっ、侮れんな、お前」
そうやって俺のあだ名は決まった。
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いざ練習が始まり、それぞれ決まったものを行っていった。
まず、乱打、こっちではラリーと言うらしい。
適当に並んでテニスコートで対角線同士と真ん中で3ラインで行った。
ひたすらボールを打ち合う練習である。
乱れ打ちと書いて乱打なのだが、大阪はラリー。
どっちでもいいけどな。
次に前衛練習と後衛練習へと移る。
俺は後衛と言ったので、後衛練習に混ざった。
練習中もみんなでしゃべりながらやっていてとても賑やかである。
俺は神井や俊樹、後輩であろう女の子たちと話していた。
「ホーク先輩はどこ出身なんですか?話し方からするに関西じゃないですよね?」
「ん?あぁ、俺は元々東京出身だよ。今は夏休みだから旅行で来たんだけど、まさかの友達全員来れなくなっちゃって。せっかくだし、俺一人できちゃった。」
他人に対して絶大の威力を誇る完璧な営業スマイルで話した。
そうすると後輩は、はぅっと言って顔を真っ赤にして話しかけてこなくなった。そんなんじゃねぇよ、営業スマイルだよ、と思ったがもうやってしまった後だから仕方ない。
営業スマイルは控えるか・・・。
どこ出身とか、今住んでいる家とか、転校生が聞かれるような質問ばかりである。
まぁ、当たり前か。そりゃぁ気になるわな。
続いてサーブ&レシーブの練習。
練習ごとに練習する人が変わるため、同じような質問をひたすら繰り返していた。
営業スマイルは控えつつ、対応していく。
最後に試合を行った。
それぞれペアがいるので、ペア同士になっていく。
もちろん俺はペアがいないのでそのときごと、
試合に出ていない人とペアになってもらっていた。
ところで途中から気づいていたが、実力が・・・・
すこぶる下手。
主に男子が、、、、、
女子がそれほど下手ではないのは男子と練習しているため早いボールに慣れているため女の子同士の試合では割とラリーが続いている。
男子は何でもかんでも一発で決めようとしているのか続かない、まぁそれは俺が中学生の時もそうだったが。
神井と俊樹は弱くはないが、多分大会ではいい成績は残していないだろう。
そんな中俺は本気を出すわけにもいかず、適当に手を抜いていた。
手を抜いても勝てるのだから仕方ないだろう。
部長の威厳を保たせるためにも神井&俊樹ペアには本気でやっている風に見せて負けてあげた。
「神井と俊樹ペアは強いね、さすが一番手だね」
「「おい、三浦」」
「なに?」
あだ名で呼ばなかったから若干違和感を感じながら答えた。
「ちっ、神井が言え。」
「わかったわ。あのな三浦」
「あぁ」
「手を抜かれて勝っても何も面白くないわ、次も手を抜いてやるんやったら、入らんでもらえるか?」
「え?」
こいつら・・・、なんて洞察力だよ。
神井の時は一応気をつけてある程度は力を入れてやっていたんだが。
しかも、俊樹も気づいていたのかよ。
一応とぼけてみる。
「え?本気でやったんだけど?」
「部活中に俺があだ名で呼ぶときにはふざけてもええけど、本名で呼ぶときは真剣に聞いてもらえるか?」
「すまん、でも・・・」
「いいか、一度言ったからな。」
ちっ、くっそ。大学生が高校生に演技が見破られるとかマジ恥ずかしい。
周りには聞こえていないみたいだが、真剣な空気だったことは伝わったようだ。
内藤は気づいたのか、コートの反対側から走ってきて言った。
「神井なんか真剣なこと言ってやろ。何話していたかわからないけど、あいつが真剣に話していたなら話を聞いてもらってもいい?まぁ、あいつが調子に乗ったらあたしがシバいたるわ。」
カラカラと笑いながらコートの反対側に戻っていった。
くそ・・・だせぇな。
高校生の男子にも高校生の女子にも気を遣われた。
屈辱的である。
よし、そこまで言うのなら。
しばらくしてもう一度、神井&俊樹ペアとやることになった。
テニスコートのネットを神井&俊樹ペアと俺&後輩がはさむ。
「よう、神井」
「ん?なんや三浦」
「悪く思わないでくれ。俺はある程度試合を楽しむために手加減をしていたのは事実だ。」
「・・・」
「決してお前らを馬鹿にしていたわけじゃないことをわかってほしい」
後輩は何のことだかわからないのか頭から ? が出ている。
神井と俊樹は黙って俺の話を聞いている。
「それが神井と俊樹の気分を害したのは本当ごめん。」
「いや、ええよ。別に怒っていたわけではないしな」
だから
「だから」
本気を出してやる。
「本気を出してやる」
神井と俊樹はほぼ同時にニカッっと笑って
「それでええんや」「期待してるで」
神井&俊樹ペアは噴出した。
俺も同時に笑った。
後輩は相変わらず ? だった。
結果はもちろん俺&後輩ペアの圧勝だった。
高校生って感情とか内面の部分ですごい敏感なんですよね。
さらに神井はすごい勘がよく、洞察力が高いです。
宿の話は次回ということでよろしくお願いします。
誤字脱字がありましたらよろしくお願いします。




