表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
4/10

幕間4 閣議前の雑談

菅「柏木、ゆうべ、なに食べた?」

柏木「……!」


(柏木の内心)

……Master。この私が水すら飲まぬことを承知の上で、敢えてその質問をなさるとは……なるほど。昨夜休暇を取ったこと、そしてその動向について何気なく探られるおつもりか? その眼、眼差し、やはり……。ここは正直にお答えするが最善だろう。……いや、本当にそうだろうか。ありのままを報告すれば……おそらくMasterは笑われる。いや……笑いで済めばまだマシだ。さらに突っ込まれて聞かれた場合……このMasterへの想いを告白することになる。やはり、やめるか。ここは適当に誤魔化すが先決か。……いやいや、それこそMasterへの裏切り。主よ、この私に真実を告白する勇気をお与えください。……! Masterが腕の時計を確認しておられる。そうだ、じき閣議が始まる。この私がMasterの貴重なお時間を無駄に消費してどうする。言え! 柏木宗一郎! 言ってしまえ! 高く聳える天主堂の屋根から飛び降りるつもりで!


(菅の内心)

 ……え? どうしてそこで……黙る? わたしは移動前の軽い雑談のつもりだったんだけど。そんな答えにくいこと? え? なんで眼を逸らす? ちょっと……手が震えてない?もしかして、なんかやったの? まさか! 暗闇で好みの人間とバッタリ会って、ハンカチ落としましたよ、あ、すみません的な流れでチュ~っと? 柏木。君が同胞作らないって決めてることは知ってるよ。だから、吸血=殺人。君は仮にもわたしの従者。もし問題起こしたら……おおごとだ。君を変えたのはこのわたし。つまり、君の罪はわたしの罪だ。……いいよ、腹は決まった。正直に言うんだ柏木宗一郎。わたしがすべて受け止める。本当だ。君をひとりで出頭などさせやしないさ!


柏木「実は昨夜……ひとりカラオケなど」

菅「え? カラオケ?」

柏木「えぇ。食事はしておりません」

菅「してない? なんだ! よかった~~!」

柏木「……?」

菅「で、どんな曲歌ったんだい?」

柏木「……B’zの……LOVE PHANTOMなど」

菅「へぇ。80年代?」

柏木「…………90年代です。Master」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ