episode8.夢の世界
「うーん。痛覚があるってことは夢じゃないのかな?じゃあここは何?転生は少なくともないし。ゼッタイオモシロイRPGに出てくる名前と全部同じだし」
しおんは考えるが全くわからない
「やっぱり考えても何もわからないや。考えてわからない時は動く。そういえばちゃんと魔王城探索したことないから探索しよっと」
しおんは部屋を出る
廊下。あいもかわらず不気味。骸骨や剣などが置いてある。
「相変わらずだなー。うん?なんでこの槍は立てかけてないで壁に刺さってるんだろう」
どこかの誰かさんが発動したトラップのせいである
「まあいいや。おっ。この部屋なんだろ」
扉があるので中に入る
「おー」
大量の棚が置いてあって中にぎっしり本が入ってる
「魔王城にも書斎があるんだ」
しおんは本棚にある本を見る
「何これ」
見たことも聞いたこともないような言語が背表紙に書いてある
「なんて書いてあるのこれ。異世界特有の文字?読めるわけないじやん」
近くにいた魔族に聞く
「ねえこれなんて書いてあるの?」
背表紙を指差しながら聞く
「えっ?美味しい人間の食べ方って書いてあるじゃないですか」
「こっわ。何その本。いくら魔族でそこまで行く?」
「いや魔王様もよく食べたらっしゃじゃないですか」
「いや私は。うん?」
昨日の昼ごはんの時のことを思い出す
「うーんこのステーキ美味しい。でも初めての食感とかみごたえだな。これなんの肉だろう?」
このときのことをおもいだす
「もしかしてあの肉って」
バタリしおんはショックで倒れる
「魔王様。魔王様ー」
「う、うーん」
しおんは目覚めると病室にいた。
「現実?もうなんなの?あの魔王の世界は夢なの?夢じゃないの?もうややこしくなってきた。」
窓の外は明るい。もう朝のようだ
「ふぁあ。まあいいや」
数時間後ーーー
朝ごはんや検査などを終えて病室でテレビを見てる
「平日のこの時間だとあんまり面白い番組ないなー。」
テレビを切る
「することもないし暇ー。みゆは学校だし」
しおんは魔王の夢のことを思い出す
「うーん。あれ夢なのかな?夢にしてもあのゲームと名前が一致しすぎてるし。それにあんなヘンテコな名前が一致するなんて絶対あり得ないし」
しおんは天井を見上げながら考え込む
「にしてもあの肉がまさか。いやもう忘れよう。夢だったとしても考えたくない」
しおんはあの肉のことを完全に記憶から無くす
「うーん。ゲームと名前が同じってことはゲームの世界に行ったってこと?そんなことあるの?ゲームってよくわからないけどシステムとかでできた世界でしょ?」
しおんは頭を抱える
「やっぱりゲームの世界にいる夢を見てるとしか考えられないや。そのゲームがゼッタイオモシロイRPGなんだ。これで辻褄は合う」
しおんは頷きながら納得する
「まあゲームの世界なんて滅多に見れないしそれに魔王視点のゲームなんて面白いしどうせなら楽しんじゃおう」
5時間後ーーー
みゆが学校を終えて病院に来る
「やっほーしおん」
病室に入りながら笑顔で挨拶してくる
「みゆ。きてくれたんだ」
シオンが嬉しそうにいう
「もちろん。しおん体の方はどう?」
「うんいい感じに回復してる」
「ならよかった。じゃあ昨日の続きやろうよ」
みゆはゲームを取り出す
「ちょっと待ってみゆ制服だよね?学校から直接きたんでしょ?学校にゲーム持って行ったの?」
「大丈夫だよ。学校ではやってないしどうせバレないよ」
「いやそういう問題じゃなくて」
「旅が始まったねー。まず第一の草原エリアに入ったね」
まゆは楽しそうにゲーム画面を見る
「そうだね。おっ」
画面が光って。目の前にスライムが出てくる
「スライムが現れた」
ナレーションの文字が出る
「よし倒そう。えーと勇者の技は。炎斬。聖なる剣。道連れ」
「なんか最後変なのなかった?」
「道連れ。自分のHPをゼロにする代わりに相手に自分の元のHP分だけダメージを与える。」
「とりあえず炎斬」
技を選択して炎を纏った剣がスライムに攻撃する。スライムは700ダメージを喰らった。スライムはやられた。
スライムがいなくなる
「やった初バトル勝利。」
みゆは喜ぶ
「みゆ。次へ進もう」
「うん」
進むとまた画面が光って次のバトルになる。すごいごつい見た目したやつが現れる。腹筋が割れてる
「なんかすごいムキムキなんだけど」
「めっちゃ強そう」
ナレーションの文字が出る
ミカーケダオーシが現れた
「…。なるほど」
しおんは察する
「炎斬」
一撃でやられる
ある程度進んでると謎のイベントが発生する
「なんだろう?」
しおんがゲームを覗き込んだその時ーー
フラッ。しおんに急激な眠気が来る
「えっ?」
しおんは倒れて眠る
「う、うーん。なに?あれ?魔王城!?」
「魔王様。勇者が予定地ポイントに到着してます」
慌てながらトテモツヨーイがいう
「予定地ポイント?なんのこと?」
「何言ってるんですか。勇者がこの地点に来たら魔王様が勇者の前に出るって予定じゃないですか」
「はあっ?なにそれ」




